
全作品読破をねらっている、田坂広志さん。原子力工学の工学博士が語る「運気を磨く」方法なのだ。この手の本は溢れかえっているが、理系の先生が語ると、なるほどー!そうだったのかー!とナットクしてしまう。説得力が違う。しかも実用的で、実践的だ。
「あなたは、「強運」であることに気がついているか」「幸運は、「不運な出来事」の姿をして、やってくる」「最先端量子科学が解き明かす「運気」の本質」「なぜ、ポジティブ思考が、逆効果になるのか」「神や仏の正体は、「量子真空」なのか」そのエッセンスを紹介しよう。
・「運気」というものは、いまだ、科学的には、その存在が証明されていない。それにもかかわらず、人類数千年の永い歴史の中で、そして、この広い世界の中で、誰もが、この「運気」というものの存在を、信じている。それが「運気」と呼ばれるものの不思議な一面であろう。
・「良い運気」を引き寄せたいと思うならば、心の中をポジティブな想念で満たすまえに、何よりも、心の中に数多く存在するネガティブな想念を消していかなければならないのである。そして、心の中をポジティブな想念で満たそうとするとき、心の奥深くにネガティブな理念が生まれない、賢明な方法を採らなければならないのである。
・本書では、その方法について話そう。ただし、それは従来の方法とは全く異なった方法である。それはポジティブな想念とネガティブな想念という分離や対立を超えた、「究極のポジティブな想念」を心の中に実現する方法である。
・「運気」の科学的根拠を明らかにする仮説として「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」についても紹介しよう。
・政治家や経営者、アスリートやプロフェッショナル、競技者や勝負師にとって、「運」が強いことは、究極の資源、究極の力量と言って良いほど、大切なものである。自らの人生で、大きな「運気」の分かれ目を体験した人間は、他者の「運気」の強さも、敏感に感じ取ることができる。
・世の中で「成功者」と呼ばれる人々は、分野を問わず、職業を問わず、人生と仕事の様々な場面で、無意識に「運気」を感じ「良い運気」を引き寄せ、その好機を掴む力を持っていたのである。
・我々の「心の状態」が、その心と共鳴するものを「引き寄せる」。そもそも、なぜ「ポジティブな想念」が「良い運気」を引き寄せるのか。なぜ、我々の「心の世界」では、「引き寄せ」という現象が起こるのか。
・なぜ「シンクロニシティ(不思議な偶然の一致)」が起きるのか。人々の心は、深い無意識の世界で、互いに繋がっている。(集合的無意識)一つの波動は、その波動と「類似の周波数」のものと「共鳴」を起こすからである。
・驚かれるかもしれないが、実は、現代物理学の世界では、過去、現在、未来は、同時に存在しているものとされている。
・なぜ、これまで語られていた「無意識を変える方法」では、無意識の世界を変えることができないのか。その世界をポジティブな想念で満たすことができないのか。
1 我々の無意識の世界には、日々、多くのネガティブな想念が刷り込まれて続けているからである。
2 我々の無意識の世界には、すでに、かなりのネガティブな想念が染み込んでしまっているからである。(毎日、大量のネガティブな想念が染み込んでくるから)
3 我々の無意識の世界は、表面意識の世界と反対の想念が生まれる「双極的な性質」を持っているため、ポジティブな想念を抱こうとすると、逆に、心の奥深くにネガティブな想念が生まれてしまうからである。
・心の世界は、電気の世界に似ている。表面意識の世界で、どれほど強く「ポジティブな想念」を持っても、無意識の世界は、逆に「ネガティブな想念」を持ってしまう。
・実は、人間の中には、表面意識にポジティブな想念を引き出しても、無意識の世界にネガティブな想念が生まれない人がいるのである。それは、誰か。無邪気な子供である。子供は無邪気だからである。
・成功している経営者には、「無邪気な心」を持った人が多い。「この会社は、必ず大きくなるぞ!」「絶対に成功するぞ!」といったことを無邪気に語り「失敗」「挫折」「敗北」といった言葉が無いのではないか、と思いたくなるほど楽天的な人物が多い。一つの分野で成功する人物に共通の特徴であるとも言える。
・「無意識を変える方法」として最も大切なのは、「ポジティブな想念」を抱く方法ではなく、「ネガティブな想念」を消す方法なのである。具体的には三つ。
「人生の習慣を改める」「人生の解釈を変える」「人生の覚悟を定める」。具体的には、次の三つ。
1 「無意識のネガティブな想念」を浄化していく技法
2 「人生のネガティブな体験」を陽転していく技法
3 「究極のポジティブな人生観」を体得していく技法
三つの習慣
1 自然の偉大な浄化力に委ねる(自然の中に身を浸すこと)
2 言葉の密かな浄化力を活かす(ネガティブな日常言葉を使わない。ポジティブな日常言葉を使う)
3 和解の想念の浄化力を用いる
・瞑想とは「行う」ものではない。「起こる」ものである。
・他人を非難し否定する言葉は、自分に戻ってくる。「主語が抜け落ちる」という性質がある。
・ポジティブな日常言葉を使い、無意識の世界を浄化していくためには「三つの感」が大切。=「感嘆」(誰かの良いところを褒める言葉)「感謝」「感動」。
・我々の「心」と「身体」は、本来、一つであり、「心」が「身体」の姿勢を変えると同時に「身体」が「心」の姿勢を変えるのである。
・「すべての人と和解する」こと。「心の世界」一人ひとりと和解すること。
・我々の人生において「音楽」は「体験」とともに記憶され、長い年月を経ても、その曲を聴くと、そのときの「体験」と「感覚」が鮮明に呼び起こされる。「音楽」の力を活かすことである。
・運の強い人間とは、「自分が運が強い」と信じている人間だ。自分が「運の強い人間」であることに気づくこと。
・「この出来事は、自分に、何を気づかせようとしているのか」「この出来事は、自分に何を学べと教えているのか」「この出来事は、自分に、いかなる成長を求めているのか」
・五つの覚悟
1 自分の人生は、大いなる何かに導かれている、と信じる。
2 人生で起こること、すべて、深い意味がある、と考える。
3 人生における問題、すべて、自分に原因がある、と引き受ける。
4 大いなる何かが、自分を育てようとしている、と受け止める、
5 逆境を越える叡智は、すべて、与えられる、と思い定める。
・我々の人生においては、本来、「良い運気」も「悪い運気」も無い。
・ただ「心を磨く」こと。「心を磨き続ける」こと。
・あなたは、世界であり、世界は、あなたである。
深い、実に深い。やっぱりワタシは、小野塚「ついテル」だったかー!(笑)超オススメです。(^^)

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