知り合いの中で話題になっているこの本、ようやく読みましたー!いいわー!感動だわー!!このタイミングでこの本に出会えて良かったわー!!!
「アフリカにある、しあわせがずっと続く村、ブンジュ村。約200人が住む小さな村です。アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を学びに行ったSHOGEN(ショーゲン)さんが、この村と出会い、村人と共に生活し、生きる喜びを知っていく物語」そのエッセンスを紹介しよう。
「アフリカにある、しあわせがずっと続く村、ブンジュ村。約200人が住む小さな村です。アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を学びに行ったSHOGEN(ショーゲン)さんが、この村と出会い、村人と共に生活し、生きる喜びを知っていく物語」そのエッセンスを紹介しよう。
・「ショーゲンは、いつも無駄を省いて、 効率よく生きようとしているけれど、無駄とか、 しょうもないことのない中に、幸せっていうものがあるのに、 もったいないなあ」「効率よく考えるのであれば、 生まれてすぐ死ねばいい。 人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きてるんだ よ。お前の心のゆとりはどこにあるんだ? お前の幸せはいったいどこに行ったんだ?」
・岡本太郎がニッポンの美の源流と称えた、 約5000年前の縄文土器(火焔型土器)です。 火で焦げた部分や吹きこぼれのあとがあることから、 食べ物の煮炊きに使う土器だとわかっていますが、 ここまで世界観を盛り込んで作っちゃうと、 煮炊きに使いにくい、使いにくい!(笑)でも、これぞ、 無駄を楽しむ精神の結晶、 ニッポンの心の原点だと言っていいでしょう。
・縄文時代は1万4000年もの長い間、 武器を持たずに平和を貫いた、 世界史的に見たら奇跡と言われる時代です。 この無駄を楽しむ精神こそが、 心にゆとりをもたらしていたのではないでしょうか。 人は心にゆとりがある時は争いませんから。僕らは、 お金のために効率を求め、他人の目を気にして「いいね」 を求め続けた結果、一番大事な「心のゆとり」(幸せを感じる心) を失ってしまったのです。
・「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか、 ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか、 抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか。 この3つがあなたの中にあるんだったら、村においで」( ブンジュ村の幸せの3か条)
・『ショーゲンの言葉には、体温が乗っかっていないから、 私には伝わらない』
・『言葉はね、相手をハグするように言うのよ。ショーゲンは、 お母さんから抱きしめられたことがないの?』
・『ショーゲン、おはよう。今日、私は自分の人生を生きるね。 ショーゲンは誰の人生を生きるの?また夜ご飯の時に会おうね』
・ブンジュ村では、自分の仕事に興味を持った子どもに対して、 やりがいや誇り、喜びを語って聞かせます。「院長先生、 この子は3歳ですけど、教えてやってほしい。 どういう思いで病院を建てたのか、 そしてどういう思いで患者さんと向き合っているのか、 話してやってくれ」
・『ショーゲン聞いて。私は子どもを2人も育ててるの。 すごいでしょ?』
・この村の人は『残業』という考えがないので、「 あと1つ荷物を積み終えたら」とか「あと少し売ったら」 というような「あと少し」はありません。 自分の休息を削ってまで仕事を優先するのは、「恥ずかしいこと」 とさえ思っているのです。
・『人の背中を一番押してくれるのは『信じてる』って言葉だよ。 だからショーゲンも、背中を押してあげたい人がいたら、『 信じてる』って言葉をかけてあげてね』
・『ショーゲンは、あきらめるという言葉を、 マイナスに捉えていない?でもこの村では、プラスなんだよ。 あきらめる時間が来るということは、 今から真の休息の時間になるということだからね。
・『ショーゲン、思いがあるんだったら、 自分の思いは必ず伝わると信じるんだ。 自分にそう思い込みの魔法をかけるんだよ。 自分の幸せになれる思い込みの魔法を、 もっと自分にかけたほうがいいよ』
・『日本人は虫と話をするために、 日本語を生んだんじゃないかな』
・『この世が滅亡する時は、 日本人に虫の音が聞こえなくなった時だよ。つまり、 自然と会話できる人がいなくなった時に、地球の崩壊が始まる』
・『ショーゲン、なんで日本人は、心のゆとりを失ったんだ? 今の日本人は、みんな荘なのか? 空も見上げられない人が多いのか? 誰かに心のゆとりを持っていかれたのか?本当の日本人は、 そうじゃなかったんだ。世界中で一番、 空を見上げる余裕を持っていたのが日本人なんだ。 取り戻してくれ、今すぐに。 世界中の人が一番大切にしないといけないのは、 日本人だとおれは言い切れる。だから、 その感性を取り戻してほしい。日本人は、心の豊かさと、 ゆるがない心の安定を持っている人であってほしい。 それが日本人の役割なんだよ』
・どんな時も、まず息を整える。息を整えることで、 心にゆとりが生まれるからです。嬉しく嬉しくて、 今すぐ伝えたい時だって、息を整えて、心にゆとりを持つことを、 促されるんです。
・感謝の気持ちを伝えに来たと行って、嫌がる人はいない。
・この村のエッセンス
1 小さな幸せが、一番大きな幸せと気づく
2 自分の本音を大切にする
3 無駄を大切にする(効率を求めない・今ここを楽しむ)
4 ダメな自分を「かわいい」とゆるす(完璧であろうとしない)
5 一番身近な大自然、体の感性を取り戻す(五感を磨く)
6 歓喜する!
・『ショーゲン、まずは自分の心を満たしてね』
・料理研究家の土井善晴先生「和食には混ぜるはなく、和えるしかない」日本語の「和える」は「ミックス」ではなく、それぞれの違い(魅力)を活かしながら、お互いの個性、存在を尊重に、おいしい料理を作る。英語にするなら「ハーモニー」。
・「永遠っていう言葉を聞いたことある?神さまは時間を作る時、不足のないようにたっぷりとお作りになったのよ。私にとって、時間は使い果たしてしまうものじゃなくて、いつもやって来るものなの。いつだって明日があり、来週があり、来月があり、来世さえある。なのに、なぜ急ぐ必要がある?」
・「お母さんはね、針を動かしている時ほど、心が休まる時間はないの。でも機械に急かされるようになったらおしまい。」
・「嫌な相手をゆるせない自分」を「人間らしいね」「かわいいね」って許すんです。不完全なものを愛することこそを、「愛」と言うのです。「ゆるす」の語源は「ゆるむ(緩む)」から来たそうです。
・人気作家の森沢明夫さんの魅力的な主人公の作り方。「登場人物には2つの武器をもたせる。長所という武器と、もう一つは短所という武器」「長所×短所=魅力」。「欠点」はあなたに欠かせない点だったのです。
・「歩くこと、掃除すること、洗濯すること、日常すべての行為と丁寧に向き合っていると、それは美しいアートになる」「行為を楽しみ始める瞬間、その行為は幸せの泉となり、人生は一変する」
・「人間の役割の中でも、ほかの生き物と比べてもっとも特徴的で人間的なのは、『愛すること』(ラブ)」と『祝福すること』(セレブレーション)なんだよ。つまりは愛することと、感動を表現することなんです。
・「私はベラボーなものを作ると宣言した。右を見たり、人の思惑を気にして無駄なものを作っても、ちっとも面白くない。みんながびっくりして、何だこれは!顔をしかめたり、また逆に思わず楽しくなってしまうような、そういうものを作りたかった」(「太陽の塔」を制作したときの岡本太郎)
・「世界の80人に一人は日本人なのだ。だから、地球にはまだまだ可能性がある。地球のために頼むぞ日本人!日本人こそが世界を真の幸せに導ける人たちなんだから。日本人の血の中に流れる素晴らしい記憶を呼び起こしてね」(ダマス村長)
いいなあ。ワタシがくだらないことを見つけているのは、カラオケが好きじゃなくアコースティックギターにこだわっているのも、幸せの証拠なんだね。(笑)超オススメです。\(^o^)/