「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「静夫さんと僕」(ナイツ塙宣之)

 

寄席にいくとかなりの確率で出ているのが漫才協会ナイツ。テレビとは違って寄席では長い時間、漫才をやり、テレビでは言えないネタが多いのも楽しいっ!(・∀・)

 

さて、この本は、ナイツ塙宣之の本。

「何度も呆れるけど、それでもずっと愛してる。「ギギギギ」と笑い、布団の上で飯を食うし、注射と聞くと部屋に籠城ーー変なおじいさんとのちょっとおかしな二世帯暮らし\ファン第一号、清水ミチコ氏が笑い泣き!/ものすごく面白いお義父さん。見つめてる塙さんはもっと面白い」そのエッセンスを紹介しよう。

 

のぶたん!」呼ばれたほうへ振り返ると、ひとりのおじさんが立っていた。静夫さんだ。静夫さんは、僕とともに暮らすお義父さん。僕は今、都内の一軒家に住んでいる。僕の奥さんと3人の子どもたち、そして奥さんの両親と同居する、いわゆる二世帯暮らしだ。

 
・静夫さんは僕のことをのぶたん」と呼ぶ。出会って間もない頃は、のぶさんだったけど、いつしかのぶたんに変わった。静夫さんは変わっているというか、めちゃくちゃ個性的。自分の思ったままに行動する人で予測不可能。僕や家族みんなの話をぜんぜん聞かない。聞いてくれない。
 
四季を通じて、家では下着姿。定番は、股引にランニング。朝から番まで同じ格好。そのこだわりは、ティーブ・ジョブズのよう。性格は頑固。そして、しつこい。言いたいこと、やりたいことを、誰が嫌がろうと決して曲げない。極め付きは、生活スタイル。まだ日の昇らない早朝にひとり。のそっと起き出す。いつ眠っているか誰もわからない。
 
・静夫さんは不思議と愛されている。「ありがとう!」「嬉しい!」が口癖で、他人の悪口を言ったり、若い人に説教したり、愚痴をこぼしたりしない。いつも満面の笑みを浮かべている。
 
・僕はやっぱり、変なおじいさんが大好き。変というか、独自の世界観を、曲げずに生きている。えも言われぬパワーに、惹かれてしまう。漫才協会には、たくさんの師匠方がいらっしゃって、それはそれはもう個性的で変なおじいさんが多い
 

いいねえ。三世代で住むって。大家族、好きだなあ。オススメです。(・∀・)