ワタシの「流し」でイチバン喜んでくれるのは、50代以上なんだけど、20代、30代でも喜んでくれるヒトがいるんだよねー!♪ 若い人の中でも「昭和の歌謡曲」が好きなヒト、いっぱいいるよね。(・∀・)
さてこの本はまさにそれ。「ネット世代が聞く昭和の音楽。美空ひばり、キャンディーズ、サザン、小泉今日子・・・。定番から知られざる一曲まで、昭和歌謡曲愛好家の町あかりが自信をもって紹介する日本の名曲の数々。年代や有名無名など一切関係なく曲の魅力だけで選曲する、YouTube世代のまったく新しい昭和歌謡曲ガイド!」そのエッセンスを紹介しよう。
【岩崎宏美「未来」1976】お葬式で流したいくらい大好き!
とにかくこの曲が大大大好きで、 この熱い思いをどうやって表現すればいいのか…と考えたときに「 死ぬまで聴きたい。もう、お葬式でも流したい」 と言い続けています。
私が「ヒロリン」こと岩崎宏美さんを知ったのは、 作詞家の阿久悠先生が亡くなった2007年。 高校一年生の頃でした。5枚目のシングル。 とろけるようなストリングスにソウルフルなバックコーラス。 そしてヒロリンの、ほんのり色香を含むストレートな歌声。 恋に夢中になるあまり彼のことが見えなくなってしまう、 思春期の女の子らしい心情がめいっぱいつまった歌詞。 何度聴いても胸を打たれます…。
両八重歯がチャームポイントの彼女。 とにかくよく伸びる歌声が気持ちの良いこと! そして独特のこぶしが完全に「アイドル歌手」離れしています。 詩吟を学んでいたそうです。歌詞に出てくる「乙女ばなれ」「 青い黄昏」「季節はクレヨンの落書き」そしてタイトルの「 ミスター不思議」というキラリと光るワード・ チョイスがどれも本当に秀逸!「恋をした16は 不思議のとりこ」という一節を、 当時16歳だった私もテレビの前でたくさん口ずさみました。
吉田拓郎さんによる作曲で、作詞は松本隆さんによるもの。 3フィンガーのカントリーっぽい軽やかさが、浮気者の彼「ドン・ ファン」のフラフラした態度を表しているかのよう。 そして間奏のギターが激シブのいぶし銀! 歌詞にブランデーの銘柄「レミーマルタン」が登場するのも、 この曲を知った高校生の私にとってはドツボでしたね。 あとこういう魅力的で浮ついた男性に近づくとこんな目に遭うんだ な、という学びも得ました。(笑) 歌謡曲は社会勉強になるのです……(?)。
いいねえ。誰かリクエストをくれー!!!やっぱり歌謡曲はいいねえ!オススメです。(・∀・)