「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ユー。ジャニーズの性被害を告発して」(カウアン・オカモト)

今年もいろいろなことがあったけど、やっぱりイチバン世間を騒がせたのは「ジャニーズ問題」だろうなあ!これだけ大きな話題になるとは思わなかったね。ということはそのきっかけになったこの本は歴史に残るかもね!?そりゃ読んでおかないと!φ(..)メモメモ


ジャニー喜多川氏の性加害を実名・顔出しで告発して「山」を動かした元ジャニーズJr.、カウアン・オカモト氏。オカモト氏が赤裸々に明かす、ジャニーズ性加害の実態と、波乱の人生」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・行為を受けながら、ジャニーさんのことを、かわいそうだなと思うようになった。ジャニーさんはコンプレックスの塊なんじゃないだろうか。お父さんは真言宗のお坊さんでとても厳しい人だったと、ネットの記事で読んだことがある。そんなお父さんの持ちながら、ゲイで子供が好きだという絶対的な秘密を抱えて背もかなり低い。いまと違ってジャニーさんが若い頃は、同性愛というのはほぼ社会に受け入れられていなかったはずだ。そんなコンプレックスの塊だから、ギネス記録を持つプロデューサーとしてどれだけ名声を得ても、表舞台には決して出てこなかったのではないだろうか。行為をしたジュニアにお金を渡したのも、自分に自信がなくて、相手に対して申し訳ない気持ちがあったからじゃないだろうか。
 
・ジャニーさんって、もちろん性被害の問題はあるんだけど、それ以外の面では、やっぱりトップだなあと思うことが多かった。ジャニーさんのすごさを知っちゃってるから。だから僕はあの人のすべてを否定することはできない、誰に何を言われようとも。
 
・改めて振り返ってみると、被害に遭ったことを誰にも言えなかったときは本当にきつかった。誰にも言えないということは、自分の人生で起きたことを否定していることと同じだからだ。
 
ジャニーさんの性被害は僕に何を残したのだろうか。耐えなければスターになれない、とあのときは思った。誰に聞かれても、「ない、ない」としか言えなかった。行為を受けたことに加えて、自分に嘘をつき続けることで、自分が嫌になった。それはアーティストの生き方ではないと思ったジャニーズ事務所を辞めるとき、僕はアイドルというみんなの理想の存在でいる生き方から、アーティストという自分のありのままをさらけ出す生き方を選んだ。応援してくれる人の声も、アンチの人の声だった、これからの僕のエネルギーとなるだろう。
 
運命よ。そこをどけ、俺が通る。
僕の右肩には、マイケル・ジョーダンの大好きな言葉を刻んだタトゥーがある。
僕の腰には、鷹(カウアン)のタトゥーがある。
日本とブラジル、そして世界へ。
僕はエンターテインメントの世界を、羽を広げて飛び続けるつもりだ
 
ジャニーさんってなんという振り幅の人生だっんだろう!多様化の時代、なにかと問題の書になるだろうな。オススメです。(・∀・)