「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「長考力 1000手先を読む技術」(佐藤康光)

 

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小野塚テルからのメッセージ

 

 

 

藤井聡太八冠、スゴイね〜!!!天才だね〜!もう永久に破られない記録だよね〜!ワタシは次に生まれ変わったら、ニャンコか、将棋の棋士に生まれたい!!!

 

さてこの本。名人位も獲得した佐藤康光永世棋聖。最強棋士のひとりだったけど、藤井八冠がすごすぎて、かすんじゃってるよね。(笑)

 

「将棋の名人戦は一局に2日間を要し、最大で7局にわたる、長時間の戦いである。一局当たりのそれぞれの持ち時間は9時間。その間、「没我」の世界に入り、ひたすら盤面を読み、相手の動きを予測し、無数の選択肢のなかから最善の一手を指し続ける。一流棋士はなぜ、それほどの長時間にわたって集中力を保ち、深く思考し続けることができるのか。そして、直感力や判断力の源となる「大局観」とは何か。タイトル獲得通算13期を誇り、「緻密流」とも称される異端の棋士が初めて記す、「深く読む」極意」そのエッセンスを紹介しよう。

 
棋士の特殊能力ともいうべき、深く、正確に「読み切る力」を、人生やビジネスで活かすことができるのか。どうすれば論理的に物事を考えられるのか。棋士にはそれぞれ個性がある。それを「棋風」と呼んでみたり「〜流」とニックネームがつけられたりする。私は「緻密流」一秒間に一億と3手読む男」と言われたこともあった。
 
・だが、現在の私はもう少しいい加減というか、緻密さよりも好みやモチベーションに左右されるタイプの棋士だと思う。緻密さや正しさ、効率や合理性よりも、自分なりに納得できるかどうか、自分のモチベーションを高いレベルで維持できるかどうかを重視しているといえるかもしれない。私という棋士は、いまの将棋界ではひょっとしたら異端かもしれない異端ならではの考え方の一端を、なるべく正直に語っていきたいと思う。
 
野球のピッチャーが失投をしても一球で100点取られることはありえないが、将棋では一手で100点を失うような大悪手が存在する囲碁やチェスを比べても、将棋はそれくらい大逆転の多いゲームなのである。
 
関根金次郎十三世名人の「一手指すごとに四隅の香車を見よ」という教え。まずは読みに没頭し結論を出す。そして実際に着手する前にもう一度全体の状況を見渡す。実際にはトッププロでも、それができなくなってしまうことがしばしばある。
 
・若い人なら、いまは弱くても継続して努力すれば、いつかチャンスを摑める可能性がある。しかしベテランはそうではない。棋士人生にはいつか終わりがあり、そのことを年々感じながらも、若いときと同じ努力を最後のときまで続けなければならない。棋士として残された時間で何ができるのかー若い頃には考えもしなかった課題に立ち向かわなくてはいけないのだと痛感させられている。
 
なぜそんなに集中力が持続するのかと尋ねられれば、結局は好きだから」というありふれた答えになってしまう。子どもの頃から将棋が好きで、考えることが好きだった者だけしか、プロになれなかったはずだ。
 
・できることならその日、その一瞬に戻って人生をやり直したいー誰にでもそんな一日があるだろう。意外に思われるかもしれないが、将棋については「やり直したい一局」「指し直したい手」は一つもない多少の後悔はあるが、負けも実力、悪手も実力と思って、全力で挑んだ結果なのでやむを得ないと考えている。
 
・将棋で勝っても生活の役には立たない。どんなに強くても、実社会で有利に生きられるわけではない。それでも、一局の将棋で「死んでもいい」と言ってもらえる。将棋にはこんな力があったのかと、目を開かされた思いがした。
 
プロは勝たねばならないと同時にファンに夢を与えられる存在でいなければならない。そのためには、私は考えることを止めないし、戦う上で創造する精神を変わらず持ち続け、これからも全力疾走したい。
 
スペシャリストとジェネラリスト」「勝ちが見えた局面での指し方」「穴熊藤井システム」「棋士の一週間」「モチベーションを維持する方法」「谷川浩司九段が生み渡辺明棋王が完成させた「合理化」」「創造派と修正派」など。
 
やっぱり棋士って天才の集団だよね〜。久しぶりに将棋を学びたいー!オススメです。(・∀・)