「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ヌー道 じゅんとなめ子のハダカ芸術入門」(みうらじゅん 辛酸なめ子)

 

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小野塚テルからのメッセージ
 

 

では、今日の一冊。

 

全著作の読破を狙っているみうらじゅんさん。ゆるキャラもそうだけど、ネーミングがおもしろ過ぎ!!!(・∀・)小林製薬よりもオモシロイよね〜!今回のテーマは「ヌード」だよ〜!♪

 

ロダンから裸のマハまで。土偶から街中の銅像まで。斯界のエロフェッショナルとコラムニスト界の巫女が、「芸術だもの」を合言葉に生み出されてきた古今東西のハダカをタネに大談議。そこから浮かび上がるエロとアートの共犯関係に、あなた自身のワイセツ観も一変する――!?芸術新潮不定期掲載され、話題を呼んだ「ハダカ談義」が、あらたな対談も加わって、ついに単行本化!二人初の共著。カラー図版多数」そのエッセンスを紹介しよう。

 

・ヌードの銅像が公園や、市役所前などに立っている光景を不思議に思った時期がある。ヌード銅像(“ヌー銅”と呼ぶ)を見つけると、たとえそれがバスの車中であってもわざわざ次の停留所で降り、戻ってまで写真を撮りに行く自分。それは何故か?友よ、答えは至極、単純である。その場所がどう考えてもヌー銅に相応しくないからだ。
 
・これが、もし、生身のヌードであればその違和感はハンパない。きっと誰かが警察に通報するだろう。しかし、ヌー銅は生身とはほど遠い銅色であることをいいことに、子供が集まる公園や、お堅い市役所前(中にいるケースもある)で堂々(コレ、駄ジャレじゃなく)その裸体を晒しているのである。
 
“猥褻か、芸術か”そんなお題を芸術新潮から頂き、辛酸なめ子さんと何度も語り合った。時には芸術作品を目の前にして「これは流石にワイセツの方でしょ」と勝手に決めつけたこともあった。本書はその総集編。タイトルは“ヌー道”とした。違和感溢れる図番もたくさん載せてあるので、みなさんも改めてこれは“猥褻か、芸術か”のジャッジを下してみては如何でしょうか?
 
・(みうら)芸術にはクライアント有りの「依頼エロ」と、後のピカソみたいな内なる欲求から描いた「自主的エロ」がありますからね。クールベ『世界の起源』も当然「依」の方でしょ?
 
(辛酸)タイトルは「人類はそこから生まれた」という意味でしょうか。
 
(みうら)そんなタイトル、絶対、後付けだと思いますけど(笑)。
 

▲ 『世界の起源』ギュスターヴ・クールベ

 

・(みうら)いっとき、僕も、「はかせたろう」っていう活動をやってたことがあって。

(辛酸)え、葉加瀬太郎

 

(みうら)いや、違いますよ(笑)。下着を“穿かせたろう”って活動名。

 

・(みうら)これは札幌芸術の森美術館で見つけたんだけど、ヌー銅の女性の股間に男が顔を埋めてるように見えるんですが。

 

(辛酸)女性が男性をなぐさめてるんでしょうか?

 

(みうら)どっちなんでしょう?もう一度おなかの中に戻ろうとしている胎内回帰を表現してるんでしょうか?

 

▲ 『男と女』グスタフ・ヴィーゲラン

 

確かにそーだよね。誰がこの像を選定するんだろうね!?マッチングをしているのは誰!?やっぱりゲージツだよね。オススメです。(・∀・)