「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「なぜ通販で買うのですか」(斎藤駿)

 
この本、オモシロイわー!!!これだから読書はやめられないよねー!昔買ってたなー通販生活!♪ その現役社長が語る通販の歴史と真実とは!?
 
通販生活のヒット商品から見えてくる時代背景!カタログハウス社長があかす「通販の内側」。通信販売は日本の小売業界の中で、すでに揺るぎない地位を確保した。その中にあって、カタログ販売という業態を頑固なまでに守り、独自の立場を堅持している(株)カタログハウスが発行しているのが「通販生活である。なぜこれが圧倒的信頼と支持を勝ち得るにいたったのか。通販業界の伝説的人物であり、カタログハウスの現役社長である著者が、自らの失敗を省みつつ真摯に綴る「通販の真実」。消費者の心理をどう読み込むのか、誠実に消費者と向き合うとはどういうことか。通販の歴史を辿りながら、日本の消費社会の深奥に迫る」そのエッセンスを紹介しよう。
 
江戸時代のほとんどの人たちはたまねぎやトマトのない食生活をしていたんだっけ。私たちは、文明開化に感謝するのと一緒に、明治期の種苗通販にも感謝しなくてはいけないのだった。時代の欲望と通信販売という広告にしたからだ」それが正解だ。
 
『ルームランナー』はなぜ当たったのか?時代の欲望を商品にしたからだ」違う。新商品はみんな、時代の欲望をテーマにしている。
 
・いまでもよく、初対面の人から「『ルームランナー』が当たると思った根拠は何でしたか」と聞かれることがある。正解は「郵便料値上げと石油危機」なのだけど、その説明が面倒くさいので、NHKテレビが成り立っているから」と答えることにしている。民法の番組なら無料だけど、ちゃんと有料のNHKも成り立っているという意味。
 
アメリカで通信販売が成立したのは「モノ不足」のせいだった。一生懸命働いて、買いたいモノを買えるお金はやっとたまったけれど、売っているお店がないという状況だった。これを都市から地方へ型」と呼んでおこう。我が国で通信販売が成立したのは、逆に「モノ余り」のせいだった。おカネができてモノをひと通り揃え終わったとき、さらに新しいモノを要求する消費者の欲望が通信販売を成立させた。これを「買い替え需要型」と呼ぶことにしよう。
 
その他、「明治時代にも存在した「カタログ雑誌」」「『通販生活の読み物の不純な動機」「「用達」とよばれていた通信販売」「明治期の通信販売が短命に終わった理由」「『ルームランナー』は通信販売だからヒットした」「街では入手しにくい服」「デロンギヒーター〜通信販売の得意芸は「実演販売の情報化」だ」通販生活「のDNAは『リーダーズ・ダイジェスト』」」「街の売り場では使用価値は伝えにくい」「売り手の説明コトバよりも、実際に使っている購入者の経験コトバのほうがはるかに読む人の心に届く」など。

 

そおかー!「ルームランナー」通販生活の前身だったんだねー。リーダーズ・ダイジェスト読んでたなあ。懐かしい。超オススメです。(・∀・)