「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「商品を説明するより生活イメージを想起させよ」(マーフィー岡田)


<決定版> プロの仕事術


この本「決定版 プロの仕事術」は、その道のプロフェッショナルたちに聞く現場の仕事術なのだ。

「考える技術と書く技術」「話す技術と聞く技術」「最強の営業技術」「最強の勉強術」など。どれもツボとコツ満載なのだが、特に響いたのは実演販売の名人、マーフィー岡田氏の話だ。そのエッセンスを紹介しよう。


「商品を説明するより生活イメージを想起させよ」(マーフィー岡田)「決定版 プロの仕事術」(THE21編集部)


いまの時代、お客様はなんでももっています。だからモノが売れないのは、当然ですよ。デパートだって、『これを買おう』と、はっきりした目的があってきているお客様ばかりじゃない。でもお客様は買物をしたがっているんです。


売ろうと思って、一生懸命に商品自体の説明の情報は、お客様はすでにもっているんです。どこのデパートならいくらで買えるとか、似た商品があるとか、売り手よりもたくさん知ってらっしゃいますよ。じゃあどうすればいいか。私は商品説明の前に、その商品を生活に採り入れたら、生活がどんなに明るくなるか、そこから考えるんです。モノではなく、生活のイメージを売るんです。



・(「ニュースピードピーラー」という皮むき器の場合)

切れ味がどうの、使い勝手がどうのより、これでキャベツを千切りにして、ダンナと子供に出したときの『なんで今日は、こんなに細かくてきれいなの』って驚く二人の顔を想像してごらんなさい、っていうんです。そこでお客様がニコッとすれば、そのお客様は、黙っていても買って帰っていただけますよ。


100%の満足をめざす必要はないんですよ。かといって満足度が半分以下では誰も買わない。私は、51%を目指しますよ。半分を少し超えれば、お客様は財布を出す。私にとってそれは、100%と同じことなんです。あえて客が自分で考えて工夫する余地を残します。『朝から晩までやってる私みたいに上手には切れっこないよ。少しは練習してよ』


僕は、面白いと思うモノを、一生懸命売っているだけなんです。だからその面白さに共感してくれる、最初の一人目をまず探します。そうすれば。そのお客様の好奇心が、周囲の人に伝播していく。ほかのお客様を呼び込んでくれるんです。


なるほどねー!面白いねー!一度実演販売やってみたいねー!売ってみたいねー!オススメです。(・∀・)



<決定版> プロの仕事術