長寿社会となった今、人間だけではなく鉄道の世界でも同様なのだそうだ!電車たちにも「第二の人生」があるんだね。「鉄生」かあ!
「あの頃、毎日のように乗っていた電車は、今も働き場所を変えて元気に走り続けている。もうとっくに引退していた……と思っていたら、富士急行や長野電鉄、富山地方鉄道、一畑電車ほか全国各地で、小田急、東急、西武などのあの懐かしい電車たちが「第二の人生」を送っている。こうした元大手民鉄で走っていた電車はどうやって譲渡されているのか人気の車両は?維持のための苦労は……?“再就職”先となった地方の民鉄と、健気に走り続ける「名車」たちの今を紹介」そのエッセンスを紹介しよう。
・いまやかつての「中古車両」 という否定的なイメージは完全に払拭された。 著名なデザイナーが車両に意匠を施した後に営業運転を始める例も 現れ、地方旅客鉄道のなかには「元◯◯鉄道の電車」 と逆に積極的にアピールするケースすら見られる。 本書では21世紀に入り、地方旅客鉄道でいわば「第二の人生」 に花を咲かせている電車を取り上げ、譲渡、 譲受がお個なれる理由、そしてその実態に迫るように務めた。
・大まかな計算によって車両というものは、 平均して30年5ヶ月で寿命、 つまりお役御免となって廃車となる推測値が求められた。 車両は年間に2000万円の利益を生み出してくれるから、 9405万円の製造費を製造費を回収するまでに要する時間は、 4.7年、4年8ヶ月ほどとなる。 つまり5年も使えばあとは利益が出るいっぽうの存在へと変わって いく。
・国内の鉄道、軌道で日常的な営業運転に用いられる車両のうち、 最も古い車両は箱根登山鉄道のモハ1形電車103、104、 106、107の4両だ。1919年(大正8) 年製というので登場から1世紀が過ぎようとしている。ただし、 車体や走行装置でる台車、 それから機器類に至るまでほぼすべてが交換されているので「 1世紀ものの電車」というほど古くは見えない。
・ 車体の載せ替えを行っていないといった登場当時の状態に近い車両 で最も古いものは阪堺電気軌道のモ161形電車161、 162164、166の4両である。1928(昭和3) 年の製造とのことで、登場から90年が経過した、 こちらは大変レトロな風合いをもつ車両である。
風流だね〜!レトロ車両、味があるね〜!オススメです!(・∀・)