「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「もっとへんな論文」(サンキュータツオ)

 
最近ハマっている、高学歴芸人のサンキュータツオさんの本。彼しか書けないジャンルだろうなあ。この手の本は。
 
研究の面白さをたっぷりと味わう!珍論文ハンターサンキュータツオが、人生の貴重な時間の多くを一見無駄な研究に費やしている研究者たちの大まじめな珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、知的エンターテインメント本」その中でもひときわ光った論文を紹介しよう。
 
 
プロ野球選手と結婚するための方法論に関する研究」
 
「10代、20代の女性にとって、プロ野球選手は憧れの存在であり、その多くが、一度はプロ野球選手と結婚したいと考えたことがあるのではないか。私もその中の一人である。そこで、本論文では、入手可能なデータから選手の結婚相手の婚前の職業を中心に分析し、その実態を明らかにし、プロ野球選手と結婚するための方法を調査・分析していく」ここまで来たら、ひとり文春砲である。なにこの粘着質な感じ!卒論を書く時期にこれほどまでに執念を感じさせてくれるということは、女子アナ試験に落ちたのだろうか、いろいろな想像をしてしまう。
 
プロ野球選手と結婚した女性たちが、彼らと知り合ったキッカケでもっとも多かったのがは、なんと!「知人の紹介」いや、知人いねーよ。その知人がどこにいるのか教えてほしい。
 
・実は一番野球選手と結婚しているのは、「家事手伝い」なのだそうだ。え、働いてないの!?どういうことなの!?
 
・つまりこういうことだ。高卒あるいは大卒1年目か2年目、先輩に連れていってもらたお店にいた女の子と知り合い、2年くらいの交際で、一つか二つ上のお姉さんと結婚する、といった物語だ。
 
・一流のプロ野球選手になると、ハズレをひかないように、内助の功になる奥さんを見つける「選球眼」も必要になってくるわけだ。
 
 
「「おいかけてくるもの」研究」「徹底調査!縄文時代の栗サイズ」「かぐや姫のおじいさんは何歳か」「お色気論文大集合〜「男女の下着の嗜好性と印象の評価」」「オトナが本気でカブトムシ観察」「競艇場のユルさについて」「前世の記憶をもつ子ども」「偉大な街の研究者〜片手袋研究」「鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか」「花札図像学的考察」「「坊っちゃん」と瀬戸内航路」など。

 

オモシロすぎるなー!この本。このシリーズ、ずっと続けてほしいわ。オススメです。(・∀・)♪