以前、「メガドン・キホーテ」の揚げ物売場では、ワタシの販促動画が流れていたんだよねー!♪ こんな感じでー!♪ 復活させたいなー!♪
さて、この本。「同業者からも亜流と思われていたドン・キホーテが、一貫して快進撃を続けているのは、なぜか?驚異的な成功をもたらした7つのポイントと「儲け」を生み出す要因を、最新の流通事情に詳しい著者が徹底解!!「安売りしても稼げる成功方程式」「圧縮陳列だけじゃない異空間演出力」「インバウンド獲得の裏にある努力と先見性」「チェーン店の常識を超えた任せる経営」…ほか、ドンキ成功の要点をシャープな筆致で説き明かす。はたしてAmazonに代表される「合理」を極限まで進める企業だけが勝つのか? それとも「非合理」を徹底し日本人のみならず外国人をも魅了するドン・キホーテが勝つのか?ドンキ大躍進の向こう側に今後の日本企業が生き残る鍵がある!」そのエッセンスを紹介しよう。
・29期連続増収・営業増益を達成。 連結ベースでは22期連続となり、驚異的な結果です。 売上高1兆円まであと一歩。粗利益が低いものの、 集客効果がある食品と、 粗利益が高い住商品をうまくミックスするのがドンキ流です。 そして、住で得た利益を食にまわし、 さらに商品力を向上させる点に、ドン・ キホーテの成功方程式があります。
・各店では、メイン通路以外は、 10歩以上直進する機会がほとんどありません。 お客の動線を意図的に長くしたりしているためです。(圧縮陳列) トレジャーハント的な愉悦を演出する効果があります。横と、 そして縦の掛け算で、無数の商品を陳列します。
・安田隆夫創業会長は、流通業者として「価格」「商品」「時間」 「快楽」の軸を持たねばならないと説いています。百貨店は、 そのどれも満たしておらず、 コンビニは時間を満たしているにすぎない、と。「 居酒屋もカラオケも飽きたけれど、ドン・ キホーテに行くとなんだか時間がつぶせて楽しい」 といったお客に支えられていたのもまた事実でした。 買い物はアミューズメントでなければならぬ、と言い、 銀ブラならぬ「ドンブラ」が強みと述べています。
・「担当宮本頑張りました!!!」など、宮本さんって誰だろう、 とは思わないまでも、とにかく、 頑張ったのだなと安心できるPOPです。
・ドンキでは、いくつかの店舗の入り口に、水槽が飾られ、 熱帯魚が悠々と泳いでいます。その違和感。なぜ、 ディスカウントストアに熱帯魚が……。その理由は「いえ、 これは単に会社の趣味です」といわれ、 ずっっこけた記憶があります。
・ドンキでは、「お客」ではなく「顧客」、「売り場」ではなく「 買い場」と表現しているのもユニークです。 あくまでもお客の立場に立って「 どんな商品だったら手に取りたく成るか」 を考え続ける姿勢が表れています。
やっぱりドンキは、楽しいもんね。楽しいトトコロに人は集まるもんねー!ドンキの強さが分かるね。オススメです。(・∀・)