我が明治大学教授の齋藤孝センセイ。テレビでもよく観ております、ハイ!(^ν^)著作も多いんだよね〜100冊くらいは出しているんじゃないかなあ。
さてこの本。「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる。教養あふれる大人になるための、実践的「語彙力向上講義」」。そのダイジェストを紹介しちゃおう。
・より多くの語彙を身につけることは、手持ちの絵の具が増えるようなものです。語彙力を身につけることは、いままで8色しか表現できなかった世界が、200色で表現できるようになるということなのです。「すごい」「やばい」「なるほど」「たしかに」ばかり使う人は、8色の絵の具しかもっていない人。
・一方で、200色の絵の具を使える人は、あまねく表現を駆使して相手を動かせます。部下にかける言葉も、ビジネスでの表現も、プライベートな雑談も「200色」の彩りをもって表現できるようになる。当然、それに伴って、あなたが受ける評価も大きく変わっていくでしょう。
・「複数のことがらをひとつの言葉で表現しようとするか否か」。語彙が少ない、教養が乏しいと感じる、とにかく言葉の選び方が「省エネ」なのです。
・日本語の90%を理解するために必要な語彙数はおよそ1万語。英語は3000語、スペインやフランス語は2000語足らずでその言語を90%理解できるのです。つまり日常のコミュニケーションを円滑に進めたり文章を読んだりするために私たち日本人はスペイン人の5倍の語彙を持たなくてはならない、ということです。
・語彙へのアンテナを高める3ステップ
1 頼りがちな語彙を見つける
2 NGワードを封印する
3 NGワードを別の言葉で言い換える
例)目がキラキラしていて、髪がサラサラで、男性に大人気
→ 天然ボケのキャラクターで、大河ドラマの主役を務めたことがあって、肌のキメの細かさでは若手女優ナンバーワン
ここまで具体性があれば、もう誰だかわかりますね。
・仕事おやスポーツと同じように、語彙にも「量が質に転化する」ポイントがあるように感じています。インプットを学び、多くの語彙に触れ、アウトプットに活かすのです。
具体的には、「語彙力アップには名著が近道」「テレビやネットでも言葉は磨ける」「8つの訓練で「使える語彙」にする」「洗練された言葉づかいを身につける」など。
その昔、「すごい」禁止令を実践したことがあります。そのおかげで語彙が増えたかも。オススメです。(^ν^)