「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「つつまし酒 あのころ、父と食べた「銀将」のラーメン」(パリッコ)

著者のパリッコさん、うらやましいな!酒場ライター!♪ 飲むことが仕事かあ!いいなあ!(笑)
大好評「つつまし酒」シリーズ第二弾!気鋭の酒場ライター・パリッコが、コロナ禍という未曽有の事態の中、主に自宅やベランダを舞台に、シチュエーションやグッズ、お酒やつまみにこだわったり……と、前向きにお酒を飲むべく果敢に奮闘。酒場には自由に行けないけれど、日常に彩りをくれる「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」をいつもより貪欲に楽しみながら綴った“ほろ酔い"エッセイ集!」そのエッセンスを紹介しよう。

・2021年7月12日現在、日本における「酒」の立場は、僕の生きていたなかでは間違いなく、過去最低のものになっています。新型コロナウイルスの影響により、政府からくり返し発出されてきた「緊急事態宣言」ひとりふらりと酒場のカウンターに座り、店員さんとお会話をするときはマスクをし、あとは静かにおつまみを1、2品とホッピーセット。ナカのおかわりくらいまではしみじみと堪能させてもらって、ちょっとだけいい気分になって帰る。そんな行為にどれだけの危険があるんだろうか。同時に飲食店の方々の苦労を思うと、心の底からやるせない気持ちになります。
 
好きな大衆酒場で飲みながら心をときほぐす、つつましくも幸せな酒の時間がある。たったそれだけのことが、我々酒飲みにはかけがえのない喜びであり、明日を生きる力になる。あの手この手で、この時代ならでは酒の楽しみ方を模索しまくってます。
 
「茶道」や「華道」のように「酒道」がないのはなんでなんだろう?酒道、しゅどう。実は、室町時代末期から江戸時代にかけてくらいまでは、存在したんだそうです。公家流、武家流、商家流などの流儀があり、お酒の注ぎかた、配膳のしかた、飲みかたなどのマナーを通して、精神性を高めることを目的として、そういう文化が。現在、日本に残る酒道に近いものは酒のほそ道だけなんです。
 
その他、「備蓄庫整理晩酌大作戦」「おそるべしまげわっぱ飲み」「地本の商店街に丸投げ晩酌」「大人の秘密基地「マイ酒場」」「あらゆるものを浅漬けに」「大都会のコロッケそば(池袋「大都会」)」「大阪・新世界「福政」生ビール&ゆで卵のモーニンセット350円!」「夢の商店街弁当」「奇跡の復活!所沢の名酒場「百味」」「定食屋飲みとはハムエッグ飲みである」「チェアリング新時代」「平べったいたこ焼きの味は?」「駅弁で飲む」などなど。
 
銀将(東久留米)」とお父様との思い出には感動!飲みながら読みたいね。オススメです。(^_^)