「酔狂的読書ノススメ。「本書は、いわば“古書店通い”という名の風俗遊びの末にできた子供の養育日記のようなものなのだ。どうか私の可愛い子供たちをよろしくお願い申し上げます」(著者より)カラサワ流トンデモ痛快読書録。脳天気本のディープネタ、新ネタ大放出」そのエッセンスを紹介しよう。
・ いつの間にか脳天気本コレクターとして世間に名を知られるように なってしまったのは、やはり、古書店に通いつめるうちに、 本のホントウの魅力というののが、 王道をゆくものよりもむしろ端っこの方に存在する、 ということに気づいてしまったからに他ならない。
・本というものは、実にさまざまな情報が含まれている。 その内容だけ、内容から教養、 人格に役立つところだけをすくいとってあとを捨ててしまうのは、 まさに牛や豚からロースやヒレだけをとって内蔵を捨ててしまうよ うな、まことにモッタイない話ではないか。 ヘンな本を読むことの楽しみを、 皆さんにもどうか十分味わっていただきたい。
・生のセロリは、 含まれるカロリーより消化に使うカロリーの方が多い。 したがって、他の条件が同じならば、 セロリだけを食べていると何も食べないでいる人より早く餓死する 。
「魔窟の大冒険ー素敵な犬の会話 『嵐の鉄腕少年』(立花克夫)」『映画シナリオ 月島吸血三代記(上・中)』「爆笑王の新作落語『 金語楼落語名作劇場(上・中・下)』(柳家金語楼)」「 男たちの世界は酔狂の宝庫 『ホモ族の世界』(山地民夫)」「忍者は不死身なのだ 『どろんろん・最後の忍者』(藤田西湖)」「だれよりも、 だれよりもあなたを愛しています『青年らしい手紙文の書き方』』」(山田秀嶺)「切りも切ったり四千件ー日本ヘソ学の父 『臍学(せいがく)入門』(南雲吉和)」「お嬢様たちの前夜『漾 子(ナミコ)ナミコリリックレターシリーズ』(佐藤漾子( サトウナミコ)」「しろくまはみな左利きであるー究極の雑学本 『超辞苑 新・眠られぬ夜のために』(B・ハートストン、J・ドーソン、 本田成親、吉岡昌紀・訳)」「深夜放送、自己主張の時代『 もう一つの別の広場・番外』(小島一慶他、 TBSパックインミュージック制作班編)」「問答無用! 左縦書き本『性愛研鑽法と人生の幸福』(藤井純逍)」「 変身願望をお持ちのあなたに『変装の技術』(川又一英、 宇田川東樹)」「才人の超実験的雑誌『モノンクル』( 伊丹十三責任編集)」「笑いの極北を行く男『マンガの本』( ドイツ三本)」「すべて見せます。学術写真集『女体の人種美』( C・H・シュトラッツ、高山洋吉・訳)」
久しぶりに古本屋街めぐりをしたくなったわー!オススメです。(・∀・)