「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「新刊!古本文庫」(北原尚彦)

ワタシの自宅のある京急金沢文庫。もう住んで30年、人生の中で半分をここで過ごしている。最初、えっ?なに?ブンコ?学級ウンコ?(口を横に指で広げながら)金沢文庫金沢区神奈川区じゃなくて?って思ったくらい、縁もゆかりもないところだったけど、住めば都。もうずっとココに住んでいたいよね。
地元では「文庫」と呼んでいる。だから「文庫」といえば、文庫本じゃなくて「金沢文庫をイメージしちゃうんだよね。(・∀・)
 
さてこの本。「この本は、古本文庫についての新刊文庫である(ヤヤコシイ)。ひとくちに文庫本といっても、約100年の歴史があるのだ。その中には、数々の名著もあれば、一世を風靡しながらも、忘れ去られたもの、現在から見れば笑うしかないような珍本、奇本、トンデモ本も山のように存在する。それらを全部ひっくるめて、古本文庫の楽しさを伝授する書き下ろしエッセイ。図版満載」そのエッセンスを紹介しよう。
 
文庫というのは、小さいところがいい。軽いところがいい日本の事情に合致したためか、我が国では文庫本が大盛況だ。新刊、絶版などの文庫を概観してみたい、と思って執筆したのが本書である。
 
・文庫本は、それこそ星の数ほど出版されている。2002年のある月の文庫出版予定点数をひたすら数えてみると、なんと550点以上あった。上下巻や数巻に分かれているものも一点としているから別カウントならさらに増えてしまう。単純に年間6,000点以上の文庫が新たに刊行される。それだけ出ていれば珍なる」内容の文庫も含まれることになる。
 
 
「モルモン宗」(内田融/文明堂/明治34年=1901年)
「秘文庫『獣婚譚』」(秘文庫刊行会/発行年不明)
「大山八段のウルトラ護身術手帳」大山倍達監修/大山空手スクール/1972)
「奇想天外文庫『筒井康隆全漫画』」(筒井康隆/奇想天外社/1976)
「怪談マンガ文庫『生首館』」(杉戸光史ひばり書房/1976)
「カラーブックス『珍本古書』」(高橋啓介/保育社/1976)
「脱獄魔 白鳥由栄」(山谷一郎/オホーツク書房/1979)
「石の町文庫『大谷石むかし話』」(大野登士/地芳社/1980)
秋元文庫『異次元の光体』」(武内つなよし/秋元書房/1981)
コバルト文庫『レディース・パズル』」(桜井一/集英社/1982)
「ピラミッド文庫『ペロリアン・キャット』」(ピラミッド社/1987)
「慎重社『死に損なった話』」(腹武比古/慎重社/1988)
光文社文庫『「少年」傑作集 小説・絵物語編』」(光文社文庫/光文社/1990)
 
いいなあ。秋元文庫、カラーブックス!!!あったなー!!!懐かしいなあ!!!実家に行けばまだあるかなー!♪ 久しぶりに神保町の古書めぐりをしたいわー。オススメです。(・∀・)