一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「古本屋五十年」(青木正美)

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昔は「人生五十年」といわれていた。ワタシが55歳。そしてこの本の主人公の古本屋さんも「五十年」なんだね。(・∀・)

 

「1953年(昭和28)に東京は、工員さんや店員さん、職人さんの街に間口一間の古本屋を20歳で開業。戦後の復興期、理工書・医学書が高値で取引されるのに驚愕し、貸本屋を兼業したり、廃品回収業者から仕入れた雑誌を補修しては売りまくった頃。やがて時代とともに訪れる、初版本ブームやマンガ本ブームなど、古本屋稼業の浮枕を身をもって経験した著者による決定版」そのエッセンスを紹介しよう。


「店番」何となくそう呼んでいるこの言葉の響きも、今は古い言葉になってきたな、と自分でも感じる。多分古本屋などいくつかの個人営業の商店などに、もうしばらく独特な言葉として今後も残るのかと思う。

商品の性質上、必要があって古本屋を覗く人より、何となく、何か面白いものでもないか、と思って入ってくる客の方が多いのがこの商売であろうこの、言わば目的の定まらない客をー店内をふらふらとあちへ行きこっちへ来、あっちを見こっちを見している客の行方を、それとなく追っていかなくてはならない仕事は、やはり「店番」なのであろう。

・私が開業した昭和28年頃、ーとくに下町では読書はまだ映画などとともに娯楽の王者の一つだったと思う。当時、今ともっとも違ったのは、店にはいつも客があふれ、夜など母がカウンターに座り、私は腕組みをして外で店の中を見渡していたほどだったことだ。ー明らかに「店番」の時代だったのである。今の通勤時間帯の電車の混雑を思い浮かべてもらえばよい駅前通りにあった私の店の夜の混み方も、今は語り草にしか過ぎない。

元来、古本屋は不景気に強いというが業界の常識であり言い伝えでもあった。しかし今回は全く違い「街の古本屋」の典型だった長男の店は顧客と売上の減少で、もう十年前には「風前の灯」となった。ともかくファミコンソフトを置いたことで、店は一時的に千客万来の活況を呈した。


「開業まで」「古本市場ー下町篇」「古書展」「蒐(しゅう)集ー私の場合」「半世紀の下町業界とその未来」「この十年」など。

 

経済成長と共に古本屋も変わったね。これは生きた教科書だね。オススメです。(・∀・)♪

 

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