「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「奇蹟の日本史 ねずさんが描く 庶民をこんなに幸福にした日本というシステム」(小名木善行)

いや〜!いいなあ。小名木善行さんの本を読むと涙が出てくるなあ〜!日本人で良かったとつくづくカンジさせる感動的なメッセージがところどころに出てくる。歴史の教科書にすべきでしょ!!!
 
 
「大陸や半島、西洋とはまったく違う日本の歴史。世界最古の国家が今に続く理由がここに!◆庶民の生活の安定が建国の目的に。◆世界に類いない自由で平等な社会。◆高度な文化が花ひらく…。世界の奇蹟とも言うべき日本の統治の在り方、そこで育まれた高い民度これが庶民を幸せにする“日本というシステム”だ!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
歴史上、疫病はコロナ以外に、ペスト、天然痘コレラ赤痢らい病など猛威をふるった疫病が、日本では流行していないようなのです。なかったわけではありません。けれど日本ではせいぜい十万人程度の被害までで、それ以上に、大陸やヨーロッパのように人口の六割とか七割が失われるような命的な疫病の大流行は少なくとも中世以降はありません。
 
崇神天皇の時代、まだ仏教は伝来していません。あるのは神社だけです。そして人々は、何かあると神社に集まっていました。その神社が系列化されることで、ひとつの新しい常識が生まれました。それが手水の作法です。これが全国の神社に普及したのです。人が集まる場所は、当時は神社だけです。そして人々が神社に集うときには、必ずその入口で手を洗い、口をゆすいだのです。するとみるみるうちに感染症が沈静化し、民衆の暮らしに平穏が戻りました。こうして日本は疫病を克服し、以来2500年、神社を中心に、人の集まるところでは先に手洗いと口をゆすぐことで衛生を保つことが習慣化され、疫病による大量死を防いできました
 
我が国にはもともとハグや握手の習慣はありません。代わりに互いに畳一畳分の感覚を開けてお辞儀をするのが作法です。これは互いの唾液がかからない距離です。お風呂に入るという習慣も、室内の拭き掃除もまた同じ感染性対策になっています。こうした作法や伝統が、今なおしっかりと日本に息づいているのは、日本はその後一度も他国によって蹂躙されることなく、古くからの伝統がしっかりと定着してきたことによるのです
 
けっしてあきらめない。どこまでも戦う。いつまでも戦い続ける。死んでも魂魄(こんぱく)となって戦う。七度生まれ変わって戦い続けるそれが日本人です。そしてそれが、今を生きる日本人の、未来への責任です
 
 
フランシスコ・ザビエル」と「エドワード・モース」の日本評」「古墳は荒れ地を開墾して田畑を作る際の残土を盛土にしたもの」「あの仁徳天皇陵はこうして造られた!?」「百万の民衆を強制労働させた随の煬帝」「ヤマタノオロチ神話と治水事業」「士農工商という身分制の実態」「貧農史観のウソ」「世界の人々を魅了した日本語の動き」「乱暴なシェパードも日本に来ればおとなしくなる」「日本語はなぜ格段にオノマトペが多いのか」「(国の守り)皆で守った日本の国土」「日本に恐れをなした宣教師たち」など。

 

今年は、全作品読むぞー!オススメです!(・∀・)