このタイトル、いいねえ。惹きつけられるねえ〜!インパクト、抜群だね〜!♪
「稀代の読書家である作家だからこそ見つけられた、思わず唸る表現や、クスッと笑えることばの数々。書いた本人さえも気付いていない、秘められた意味まで深掘りしていく本書を開けば、新しい発見があること間違いなし!」そのエッセンスを紹介しよう。
・「バカ」ということばの語源はというと、「 これはもともと僧侶の隠語で。サンスクリット語の『モハー』( moha)」 に漢字『莫迦』を当てたというのだが、『モハー』とは『痴』 の意味である」。「莫」は否定の意味であり、「迦」はもちろん「 お釈迦さん」の「迦」である。ほら、「バカ」=「 お釈迦さまではない」ではありませんか。ということは、 人類はみんな「バカ」ということになる。まあ、 悟りを開いてしまった人以外は、全員「バカ」 ということにしていもいい。
・みなさん、立ったり座ったりする時、「どっこいしょ」 といわないだろうか。もともとは「六根清浄」 がなまったものなのだ。「富士山に登るとき『六根清浄、 お山は晴天』と呟きながら登る人々はいまだにいるが、 どうもその人々が疲れてくると『ろっこんしょうじょう』 がくずれ、周囲の人には『どっこいしょ』と聞こえてきたらしい。 「六根」は、眼・耳・鼻・舌・身・意を指すようである。 どうすれば「六根」が「清浄」になるのか。 疲れてしまえばいいのである。 意識がもうろうとなるほどクタクタになってしまえば、 迷う暇なんかない。そういうことだ。
オモシロすぎるわー!本のガイドブックでもあるねえ。高橋源一郎さん、いいわ。他の本も読んでみよ。超オススメです!(・∀・)