「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「お釈迦さま以外はみんなバカ」(高橋源一郎)

このタイトル、いいねえ。惹きつけられるねえ〜!インパクト、抜群だね〜!♪
 

「稀代の読書家である作家だからこそ見つけられた、思わず唸る表現や、クスッと笑えることばの数々。書いた本人さえも気付いていない、秘められた意味まで深掘りしていく本書を開けば、新しい発見があること間違いなし!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「バカ」ということばの語源はというと、これはもともと僧侶の隠語で。サンスクリット語の『モハー』(moha)」 に漢字莫迦を当てたというのだが、『モハー』とは『痴』の意味である」。「莫」は否定の意味であり、「迦」はもちろん「お釈迦さん」の「迦」である。ほら、「バカ」=「お釈迦さまではない」ではありませんか。ということは、人類はみんな「バカ」ということになる。まあ、悟りを開いてしまった人以外は、全員「バカ」ということにしていもいい。
 
・みなさん、立ったり座ったりする時、「どっこいしょ」といわないだろうか。もともとは「六根清浄」がなまったものなのだ。「富士山に登るとき『六根清浄、お山は晴天』と呟きながら登る人々はいまだにいるが、どうもその人々が疲れてくると『ろっこんしょうじょう』がくずれ、周囲の人には『どっこいしょ』と聞こえてきたらしい。「六根」は、眼・耳・鼻・舌・身・意を指すようである。どうすれば「六根」が「清浄」になるのか。疲れてしまえばいいのである。意識がもうろうとなるほどクタクタになってしまえば、迷う暇なんかない。そういうことだ。
 
 
「三十一文字のラヴレター」「キラキラネーム(DQNネーム)についての考察」「お父さん、だいじょうぶ?だいじょうぶ?……じゃないかも」「姉ちゃん、ごめん!」「大阪おばちゃん語」が世界最強なんや」「クイズダービーベスト500」「毎度莫迦莫迦しいお笑いを」「まど・みちおさんからおてがみついた」「「ジャギュア」の衝撃」「地名(のキラキラ化)に関する考察」「不採用!」「真夜中の俳句」「世界の名作を2秒で読めるか?」「世界一素敵な書店はどこにあるかしら?」「オノ・ヨーコ半世紀ぶりの贈り物」「語源な話」「変わった本」「こんな単位、あんな単位」「(誰も知らない)ことわざ大全集」など。

 

オモシロすぎるわー!本のガイドブックでもあるねえ。高橋源一郎さん、いいわ。他の本も読んでみよ。超オススメです!(・∀・)