「1918年6月1日、
徳島県鳴門市の
板東俘虜収容所-------。ドイツ兵俘虜(捕虜)たちによって、ベートーベン
交響曲「第九」が、アジアで初めて全曲演奏されました。初演の背景には、俘虜に対する人道的な配慮を行った
松江豊寿所長の存在がありました。彼はドイツ兵俘虜に対して、「彼らも祖国のために戦ったのだから」と、俘虜の住環境の改善などについて上官に粘り強く交渉し、最後までその姿勢、信念を貫いたのです。
日本初の「第九」演奏会から百年にあたる年の記念すべき発刊!」その
エッセンスを紹介しよう。