「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『3ヵ月で医院が変わる勝ち組歯科医院経営55のポイント』

3ヵ月で医院が変わる 勝ち組歯科医院経営55のポイント (歯科医院経営実践マニュアル)

3ヵ月で医院が変わる 勝ち組歯科医院経営55のポイント (歯科医院経営実践マニュアル)

最近、ウチ(SA)のコミュニケーションスキルがセールスの現場のみならず、整骨院、治療院や歯科医院などの医療の世界でも成果を上げている。ウレシイことだ。(^。^)

さて、この本は、歯科医院業界の勉強のために読んでみました。どの業界でも共通点があるよね。そのエッセンスを紹介しましょう。


・大切な患者さまのためにも、スタッフのためにも、取引先など利害関係者のためにも、勝ち組歯科医院として生き残らなければならない


・一人でも多くの先生方が、正しい経営手法を吸収されることで、地域の生活者の方々が最善の医療サービスを、快適な空間で受けることができるようになること、そこで働く院長、スタッフの皆様がやりがいをもってイキイキと働ける環境づくりの一助になること、そしてそれらを取り巻く、歯科技工所・歯科製品ディーラーなどの関連企業の方々、すべてがWin-Winの関係になることを切に願っています。


・歯科界も、「今までの歯科業界はこうだった…」「歯科医院のサービスレベルはこうだった」というような既成概念にとらわれた発想ではなく、新たな業態づくり推進のための変化が必要な時代にさしかかっているのです。歯科医院はその変化の方向をいち早くキャッチし、変化に適応していかなければ、生き残りさえ難しくなります


・我が国は2050年には、全人口に占める65歳以上の人口の構成比は、35.7%を超えると考えられています。高齢者の対応も、歯科業界全体で推進していく必要があるでしょう。


「○○歯科医院でないと行きたくない」「他の歯科医院では、代わりができない」というくらいに、地域にとって存在価値のある歯科医院づくりを推進することがポイント。昨今、歯科医院がコンビニの1.7倍以上存在して、厳しい競争を強いられています。


・歯科医院の院長は、歯科医師という専門職でありながら、経営者でもあるという重責を担っています。日々、専門技術を高めると同時に、的確な判断力、そして決断力を必要とするハードな仕事なのです。


あなたの歯科医院経営の目的は?経営理念、自院の強みは?競合状況は?ターゲットとなる患者層は?


・歯科医院の院長は、意識するしないにかかわらず、来院者に歯科医療サービス
を提供する治療技術の専門家であると同時に、医院全体のリーダーであり、経営者であるといういくつもの役割を担っています。さらに院長は経営者として、スタッフが仕事に自主的に取り組むことのできる環境づくりを推進し、スタッフの技術面の向上にとどまらず、人間性を高められるような的確な指導を行う必要もあります。経営者に必要な指導力とは、スタッフの主体性を尊重しながら、個々のスタッフの能力をお最大限に発揮させる環境づくりを行い、組織全体として最大の効果を発揮できるように環境を整えることです。


・院長先生自身がまず変化することで、スタッフの意識に変化が表れ、その結果として業績向上につながっていることです。歯科医院経営の成功は、院長先生によって99.9%決まります


・院長先生の3タイプ。


職人タイプ「自分の持てる技術のすべてを発揮することで、できるだけ良い治療をしていきたい、それが患者様満足につながる」〜自分の治療技術に対して誇りを持っており、良い治療、最新の治療をすることに高い関心があるが、サービス業的発想に欠けがち。


学者タイプ「知識の習得には熱心なのだが、行動することが苦手なタイプ」〜セミナーに参加したのに、臨床や経営の場で活かされないタイプ。


経営者タイプ「診療技術に関する関心よりも、組織として良い診療サービスを生み出すことのできる仕組みづくりが重要と考えるタイプ」。リピーターへ育成することができるタイプで、治療技術の割に業績が好調なことが多い。


・スタッフの些細な変化に気づき、スタッフや患者様を褒める、相手に伝えることからマーケティング志向はスタートするのです。その配慮の積み重ねがスタッフを自発的に様々な課題に取り組ませ、医院を有機的組織、当事者意識の高い組織に変貌させるのです。


・成功している院長は、すべての結果を自分自身に求めることができる器の大きさを持っています。医院を経営することについて大きな志をもっており、その志へのこだわりを重要視している。「ミーティングや朝礼時に医院の経営理念をいつもスタッフに語りかけている」「どんなことも、一度は受け入れる素直さを持っている」「患者さま、スタッフやディーラーの方など、すべての方への細かい配慮がある」「コミュニケーション能力が高い」という特性がある。


・キャンセル率が高いときのトーク

「今日、お見えになられませんでしたが、どうかされましたか?」「その後、お口の状況はいかがでしょうか?」「次回、お会いできるのを楽しみにお待ちしています」


・現在、多くの歯科医院では、純新患の約20〜30%が、Webサイトときっかけに来院されているようです。増患のために、最初に実施すべきことは、歯科医院で悩んでいる人に、あなたの医院の特長を知ってもらうことです。「どのような来院患者に」「どのような歯科医師・スタッフが」「どのような方法で処置を行い」「どのような効果を期待できるのか」「結果的に、どのような生活の豊かさ、自己実現を達成できるのか」これらをわかりやすく情報提供することが、これからの歯科医院には必要です。そのためのツールとしてもっとも効果的なのがWebサイトです。


・歯科衛生士の担当制も、来院患者とスタッフの信頼関係の強化には欠かせない取り組みです。来院社一人ひとりの経過できるメリットとともに、信頼関係強化への効果が大きいのです。そのためには、来院者を直接ユニットに通さず、必ずカウンセリングコーナーでコミュニケーションをとった後にユニットへお通しすることです。カウンセリングの際には、趣味・嗜好を徹底的に把握・収集することが大事です。


・また、歯科衛生士の担当制の導入を成功させるためには、歯科衛生士一人ひとりをスターのようにプロデュースすることも重要です。「スマイルデザイニストの○○です。あなたの笑顔を魅力的にする歯科衛生士です」という紹介があれば、信頼感はぐんと上がりますし、歯科衛生士のプライドをくすぐることにもつながるでしょう。また、しゃれた名刺・名札をつくってお渡しするなど、少しでも自分に関心をもってもらえるような取り組みを工夫すべきです。


・もっとも大切なことは、歯に関してのプロフェッショナルである歯科医院側が、生活者の一人ひとりに徹底して啓蒙していくことです。「車やブランド品を購入するよりも、自身御口腔内の充実のために投資したほうが、人生を豊かにできること」「美味しいものを美味しく食べることが、人生の中でもっとも大きな幸せのひとつであること」に気づいてもらえるように啓蒙すること。


・もし自院が笑顔の少ない医院だとしたら、院長とスタッフ、スタッフ同士でも笑顔で挨拶する習慣をつくることです。院長とスタッフ、スタッフ同士が笑顔で対応できない医院が、来院者に笑顔で対応できるはずがありません。(朝礼での笑顔チェック)


・患者様の院内セミナーを実施する。


・医院の紹介カード・医院パンフレットの活用法


・患者様の個別の名前を三回以上呼ぶ

来院時に受付で、「○○さん、こんにちは」
導入のときに、「○○さん、こんにちは。お待たせしました」
エプロンをお掛けするときに、「○○さん、エプロンをおかけします」
診察を終了するときに、「○○さん、今日はこれで終わりになります。お大事にしてください」
受付で精算をしていただくときに、「○○さん、お大事にしてください」
次回のアポイントが終わったときに「○○さん、お大事にしてください」と、最低でも6回は呼ぶことができるはずです。


なるほど!歯科医師業界も、営業現場と共通点あるよね。6月には、歯科医師の先生限定のセミナーを開催する予定です。(^。^)