「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「えろまん エロスでよみとく万葉集」(大塚ひかり)

いいわー!このタイトル!惹きつけられるねー!!!ヒトのモチベーションの基本は「エロ」だよねー!♪ (・∀・)
 
 
「君、センスいいね。俺、天皇といきなりナンパしたり、「彼氏が来るからパンツ脱いで待ってよう♪」って赤裸々過ぎたり、単身赴任先で愛人に入れあげてたら本妻が乗り込んできて大慌てしたり!元号「令和」の出典として大注目の『万葉集は、現代のツイッターも真っ青、エロ面白い歌のオンパレードだった! 衝撃の古典超訳」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
万葉集』とて、漢籍の影響ばかりではなく、日本ならではと思える特徴もあって、それがひとことで言うと「エロ」なのである。『万葉集』に日本の国柄……独自性を求めるとしたら、それはエロnこそある。ここでは、万葉秀歌などではしょがれたちな日本の真髄たる色恋の歌を紹介する。
 
・書き終えてつくづく感じるのは、これが1300年近くも前に詠まれたものか……という驚き、そんな大昔のものが連綿と伝えられている喜びである。本書によって、『万葉集』ににおいを読者と共有できたら……これが嬉しいことはない。
 
 
・天の川 相向き立ちて 我(あ)が恋ひし 君来ますなり 紐解き設(ま)けな 
 
→ 天の川に向き合って立ち、私が恋し続けたあの方が来る パンツを脱いで待っていよう(巻大八・1518)
 
・金門(かなと)にし 人の来(き)立てば 夜中にも 身はた知らず 出でてそあひける

→ 門口に男が来ると、夜中でも構わず出てきて、セックスしてくれる(巻第九・1739)
 
・人の見る 上は結びて 人の見ぬ 下紐開けて 恋ふる日そ多き
 
→ 人が見ている上着の紐は結んでいるけど、人が見えない下着の紐は開けているこうしたあなたをまっている日が多いの。(巻第十二・2851)
 
・別れなば うら悲しけむ 我(あ)が衣 下にを着ませ 直(ただ)に逢ふまでに
 
→ 離ればなれになったらどんなに悲しいか。せめて私の下着を肌につけて。じかに逢えるその日まで。(巻第十五・3584)
 
・恋するに 死(しに)するものに あらませば 我(あ)が身は千度(ちたび) 死に反らまし(巻第11・2390)

→  恋すると死ぬというなら、俺なんか千回も死んでるさ
 
・今は我(あ)は 死なむよ我妹(わぎも) 逢わずして 思ひ渡れば 安けくなし(巻第12・2869)
 
→ 今はもう死ぬよ、お前。遭わずに思い続けるのは苦しすぎる 

 

 

いいなあ。人間らしいなあ。男と女って昔から変わっていないんだね。いいわー!また歌をつくりたいような恋をしたくなりました。オススメです。(・∀・)