「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「オンナの妄想人生」(益田ミリ)

f:id:lp6ac4:20220319065613j:plain

最近、ハマっている益田ミリさんの本。このゆるいイラストがほっこりするんだよね〜!あるあるネタがやっぱりホッとするわー!(・∀・)
 
モーソー族のあなた、絶対に読むべし! 頭もよくない、お金持ちでもない、顔がかわいいわけでもない。そんな著者を幼いころから支えてきたのは、数々の妄想でした!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・懐かしのアニメの話をする時、絶対にしてしまうのがハイジのとろけるチーズだろう。木の枝に突き刺したチーズを火に近づけると、ちょっと早くない?というスピードでとろけはじめる。そのピカピカ光ったチーズをパンにのせて食べるハイジに、嫉妬さえ覚えたもんである。あのチーズ、食べてみたい!!
 
小学生のわたしは、一度、ハイジのチーズを実行に移したことがある。雪印6Pチーズを割り箸に刺し、石油ストーブの火にかざしてみたのだ。しかしチーズがとろけるより先に「割り箸に火がつく」というアクシデントが発生。さらに、割り箸を振り回して消化している時に、母が部屋に入ってくるというダブル災難が起こったのである。
 
というわけで、こんな自分の失敗をもとに、わたしは妄想人生を歩むことになったのだ。
 
カッコいい幼なじみがいたらいいなー。「俺は男だ」というドラマは、まさしくわたしの妄想のお手本であった。高校の剣道部のキャプテンである森田健作と、隣に住む優等生の美女との青春ドラマ。たりの部屋が窓越しに向かい合わせになっていて、窓を開けるといつでも顔が見えるという設定がたまらなかった窓を開けると、すぐそこにカッコイイ幼なじみ。
 
・わたしは現在、32歳の独身女である。職業はイラストレーターで、仕事の依頼があれば仕事をして、なければワイドショーを見るという毎日だ。出かける場所のベスト3を挙げるなら、セブンイレブン第一勧業銀行、ドトールくらいである。友達も少ないので、飲みに行く機会もそれほどない。
 
本屋で同じ本を取ろうとしてある青年と手が触れあう。それはやがて恋へと発展する。大人になったわたし好みの妄想だった。運命の人に出会えるとしたら、本屋のどのコーナー?小説コーナーが無難だが、人が多すぎる。これじゃ出会いの大安売りである。ふと見ると建築コーナーがほどほどに空いていて、しかも若い男率が高いではないか。同時に同じ本など、相手が本に手を延ばした瞬間を狙うしか無理なのである。そしてそれは、人の本を横取りするイヤな奴と思われる可能性まであるのだ。かくして、わたしの本屋運命作戦は失敗に終わったのである。

 

妄想もいいけど、やっぱり実践だよなー!でもこんな時期だし、妄想で楽しむか。モウソウダケでも食べようか。オススメです。(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20220319065613j:plain