「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ハリネズミの願い」(トーン・テレヘン)

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ハリネズミの願い

ハリネズミの願い

  • 作者:トーン テレヘン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

この本は実に考えさせられるなあ!こういう心配性のヒトっているよね?

 

親愛なるどうぶつたちへ。
ぼくの家にあそびに来るよう、キミたちみんなを招待します。
……でも、だれも来なくてもだいじょうぶです。

 

冒頭より。このメッセージ。ナヌっ!?招待したいの?それともしたくないの?そして妄想がはじまる。

 

「ある日、自分のハリが大嫌いで、ほかのどうぶつたちとうまくつきあえないハリネズミが、誰かを家に招こうと思いたつ。さっそく招待状を書きはじめるが、手紙を送る勇気が出ない。もしもクマがきたら? ヒキガエルがきたら? ゾウがきたら? フクロウがきたら? ――さまざまなどうぶつたちのオソロシイ訪問が、ハリネズミの頭のなかで繰り広げられる。臆病で気難しいハリネズミに、友だちはできるのか? オランダでもっとも敬愛される作家による、あなたとわたしのための物語」そのエッセンスを紹介しよう。

 

・毛布にいっそうしっかりとくるまり、ハリネズミは自分の知るあらゆるどうぶつたちー森のなか、砂漠、海の真ん中、川底、地面の下、空高くにいるどうぶつたちのことを考えた。みんなが招待しないでくれてありがとう、という手紙を書いていた。みんなキミの友だちだし、これからもずっと友だちでいつづけるから、訪ねる必要はまったくない、と。

 

リスだけがちがう内容の手紙を書いていた。「とっても楽しかったね、ハリネズミおしてその下には「また会おうね!」と。ハリネズミはぎゅっと目をつぶって深いためいきをついた。あた会おうね……それはハリネズミの知るもっともすてきな言葉だった。そあれからハリネズミは眠りに落ち、冬じゅう眠りつづけた。

 

確かに「人間関係の縮図」だね。共感できるね。オススメです。(・∀・)♪

 

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ハリネズミの願い

ハリネズミの願い

  • 作者:トーン テレヘン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)