上野動物園に初めて、ジャイアントパンダのカンカンとランランがやってきた1972年は鮮明に覚えている。ちょうど沖縄返還の年でもあるし。いや〜スゴかった!(*_*) パンダを一目見るために長蛇の列が出来たのを小田原の実家のテレビで見ていた。
さてこの本はユニークだ。「発見当初から人々を魅了し、動物園では驚異の集客力を発揮。中国共産党は外交に、WWFは広告塔に利用した。このアイドル動物と人間が辿った数奇な道のりとは。謎に包まれた生態と繁殖、保護活動の最新情報まで網羅」そのエッセンスを紹介しよう。
・印象的な毛皮を別にすれば、ジャイアントパンダについては、白黒はっきりしていないことが意外に多い。どのような進化史的足跡をたどってきた動物なのか?食べるものの99%は竹なのに、どうして肉食獣に分類されるのか?もし一般のイメージどおり生殖に興味がないのだとすれば、どうして何百万年もの間、子孫を残し続けてこられたのか?そして、こんなに数が少なく、見つけにくい動物なのに、どうしてこれほど人気者になったのか?
・1869年まで中国の外では存在すら知られていなかった(実は、中国の中でもほとんど知られていなかったらしい)つまり、150年足らずの間に、まったく無名だった動物が、世界で最も人気のある動物になったことになる。歴史を通じて、パンダはどのように人間をとりこにしてきたのか?どうのような経緯で、人間はパンダに魅了されるようになったのか?ジャイアントパンダの歴史、言ってみれば「パンダが来た道」を可能な限り詳しく解き明かしたい。
どのようにして創造主は、このような愛らしい模様の動物を作ったんだろうねえ。パンダちゃん、きゃわゆい!そして私達を喜ばせてくれてありがとう!オススメです。(・ω<)