「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「明解!漢字名探偵 曖昧な漢字・読めない漢字・知らない漢字」(山口謠司)

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この前「チコちゃん」で、出演していた大東文化大学山口謠司センセイ。日本語をオモシろく解説してくれるよねー!この本も本屋さんで平積みされてましたー!(・∀・)


「漢字は、「象形」「指事」「会意」「形声」「仮借」「転注」の6つの方法(「六書(りくしょ)」)が基本となってつくられている。形、意味、読みなどの影響を受け長い年月をかけて発展し、現在の形になった。また、古代の中国人は、可能なら漢字一個で、ありとあらゆる現象、存在を書きたいと思っていた。当然、新しい漢字がどんどん生まれる。途中で意味が変わったり、意味や読みがわからなくなってしまった謎漢字もある。私たちが思い込んでいるものとはまったく異なる意味をもつ字もある。漢字は生き物なのだ。本書は40の部首ごとに「一般的な漢字」と「知らなくてもいい漢字」を解説。さあ、漢字探偵になった気分で、漢字の謎を解読しよう!」そのエッセンスを紹介しよう。
「紀」は、「長く続くこと」を意味する「糸」を義符として「己」を音符としてつくられた形声の漢字でる。「己」は象形で、糸がもつれ合うようにして上から下に続いていることを表しています。
 
「仁」の原義は「二人の人」。父と子(あるいは母と子)という血縁関係で結びついたものをいいます。孔子が問いた「仁」とは。この血縁関係を他人にも及ぼして密接な人間関係をつくり上げ、世界を平和にするということでした。
 
「各」は「おのおの」。「口」は「石」にも使われている「口」で「石ころ」を表します。上の部首は「もつれた足」を描いたものです。「各」とは、「石に躓いて、足がもつれ、止まってしまうこと」。「各」がつく「客」は「人の家で足が止まっていること」を意味します。
 
「品」は、三人の口を書いたもので、もともとは「うるさい」という意味。でも二人で討論をしている「口」に、三番目の「口」は「判定」の役を果たします。「上品」「中品」「下品」なども、本来は、客観的な基準で三人以上の審査で判定される役人の階級のことでした。
 
「學」の「子」は「学ぶ人」が本来の意味です。「ワ冠」は、「屋根のあるところ」。「臼」は左の手と右の手で、みんなが助け合っていることを表します。そして真ん中に書かれている「☓」を縦に並べた「☓☓」は交差して交わっています。「学びたいと思う人、教えたいと思う人、そういう人たちが、ひとつの建物に集まって、互いを助け合いながら交わる」というのが「學」なのです。
 
「弔」の「弓」に「 Ⅰ 」でどうして「弔う」になるのでしょう?「弓」は天の神が、蛇のように、クルクルと棒をつたって地上に降りてくるのです。もともと「死者を弔う」という意味ではなく、苦しみを抱く人々に、天があわれみや恩恵を与えてくれるという意味だったのです。
 
「永」の「 、」は、僕は山の奥に湧く源流の一滴を思います。「永」は「川の流れ」を描いた象形文字なのです。
 

「生きている象形文字トンパ文字」」ってスゴいね〜!かっこいいなあ!山口センセイの全著作、読んでみよう。オススメです。(・∀・)

 

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