「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「翻訳できない 世界のことば」(エラ・フランシス・サンダース)

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いいなあ、この本。ひとことでは表現できないことってあるよね。しかも翻訳する際にも他の言語にできないような言葉が!そーそー!そうなんだよ!(・∀・)

外国語のなかには、他の言語に訳すときに一言では言い表せないような各国固有の言葉が存在する。本書は、この「翻訳できない言葉」を世界中から集め、著者の感性豊かな解説と瀟洒なイラストを添えた世界一ユニークな単語集。言葉の背景にある文化や歴史、そしてコミュニケーションの機微を楽しみながら探究できる。小さなブログ記事が一夜にして世界中へ広まった話題の書」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・この本で紹介した言葉は、今まで読者の方が考えたことすらなかった、もしくはすでに不思議に思ったことのある疑問への答えになるかもしれません。とらえどころのない、表現のしにくい気持ちや経験をぴたりと言い当てているかもしれない、長いあいだ忘れていた人を思い出させてくれたりするかもしれません、
 
・この本が、忘れかけていたなにかを思い出すものであったり、または今まではっきりと表現したことのなかった考えや感情に言葉をあたえものであればと願っています。
 
・commuovere コンムオーベレ イタリア語
涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる。
 
・サマル アラビア語
日が暮れたあと 遅くまで夜更しして、友達と楽しく過ごすこと
 
・メラキ ギリシャ
料理など、なにかに自分の霊と愛情を、めいっぱい注いでいる。
 
・kilig キリグ タガログ語
おなかの中に帳が舞っている気分。たいてい、ロマンチックなことや、すてきなことが起きたときに感じる。
 
・ジュガール ヒンディー語
最低限の道具や材料で、とにかくどうにかして、問題を解決すること。
 
・hireath ヒラエス
帰ることができない場所への郷愁と哀切の気持ち。過去に失った場所や、永遠に存在しない場所に対しても。
 
・木漏れ日 日本語
木々の葉のすきまから射す日の光。木漏れ日。
 
・ボケっと。日本語
なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち
 
ubuntu ウブントゥ ズールー語
本来は、「あなたの中に私は私の価値を見出し、私の中にあなたはあなたの価値を見出す」という意味で、「人のやさしさ」を表す。「私たちみんながそうである者として、私もある」
 
・マミラピンアタパイ ヤガン語
同じことを望んだり、考えたりしている2人の間でえ、何も言わずに、お互い了解していること(2人とも、言葉にしたいと思っていない)
 
・resfeber レースフェーベル スウェーデン
旅に出る直前、不安と期待が入り混じって、絶え間なく胸がドキドキすること
 
・poronkusema ポロンクセマ フィンランド
トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離(約7.5km)
 
・NUNCHI ヌンチ 韓国語
他人の気持ちをひそかにくみとる、こまやかな心づかい
 
・Drachenfutter ドラッヘンフッター ドイツ語
直訳すると『龍のえさ』夫が、悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。
 
・szimpatikus シンパティクシュ ハンガリー語
 
だれかと初めて出会って、直感的にその人が良い人だと感じる時、その人はszimpatikusだと表現する。
 
・IKTSUARPOK イクトゥアルポク イヌイット
だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出てみること
 
・foreisket フォレルスケット ノルウェー
語れないほど幸福な恋におちている
 
積ん読 ツンドク 日本語
買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと。
 
・NAZ ナーズ ウルドゥー語
だれかに無条件に愛されることによって生まれてくる、自信と心の安定。
 
心の中になんとなくずっと持ち続けている、存在しないものへの渇望や、または、愛し失った人やものへの郷愁
 
・cafune  カフネ ブラジル・ポルトガル語
愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ
 

いいなあ!『異邦人』久保田早紀『サウダーデ』って、そういう意味だったんだね。なーるほど。φ(..)メモメモ オススメです。(・∀・)

 

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