酒場のギター弾き 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「最速で身につく世界史 「24のキーワード」でまるわかり!」(角田陽一郎)

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高校二年の終わりに進路を決める際に、文系か理系か、そして日本史か世界史かという選択があった。迷うことなく文系の世界史クラスを選んだ。英文科か外国語学部志望だった。まさかその数ヶ月後に進路変更し、理系と化学を選ぶことになるとは思わなかったなあ……今、振り返ると自分の人生の分岐点の最初は、この時期だった。(・∀・)
 
さてこの本。すべての世界史の本の入り口となる本、つまり、世界史の入門書の入門書。そのエッセンスを紹介しよう。
 
・テレビマンの僕がなぜ世界史の本を作ったのか?それは、一言で言ってしまえば「世界史とはバラエティである」からです。
 
「歴史」とは「あらゆるジャンルで、今まで何がこういう風に起こったのか」を研究する学問です。物理が知りたければ「物理の歴史」を学べばよいし、映画に興味があれば、「映画の歴史」を研究すればよいし、ビートルズが好きならアルバム1枚目からどういう変遷を経てきたかの「ビートルズの歴史」を調べればいいのです。歴史を学べば、何でも知ることができる!何に興味を持ってもいいんだ!」と、そのバラエティな雑食性に気付いたわけです。
 
・そしてバラエティ番組は、まさにいろんなことを扱います。いろんなことをわかりやすく視聴者にお伝えしなければなりませ。自分が興味を持ったことを、いろんな企画や演出で味付けして、相手に伝える仕事なのです。
 
・我々は共通の祖先から世界史が始まったという事実。今は肌の色も言語も違いますが、そうなったのは長い世界史では比較的最近のことなのです。人種差別は決してあってはならないことです」という現在の考えには、そもそも人類差別する意味を科学的には何も見いだせない”という根拠が関係しています。世界史は“差別の歴史”であり。同時に“差別との戦いの歴史”でもあります。
 
グレート・ジャパニーズと呼ばれる人類の“長い旅”…。そう、世界史というのは人類の“旅の歴史”でもあるのです。移動した人類が定着して土地のいくつかでは、文明が起こります。皆さんが学校で習った四大文明エジプト文明メソポタミア文明インダス文明黄河文明です。砂漠というのは今の常用漢字で「砂漠」と書くのですが、本来は沙漠」と書くのです。水も何もない広い土地。荒地が延々と続くのが本来の「沙漠」というわけです。
 
四大文明は全て乾燥地帯で起こっています。なぜか?これはこの氷河期が終わった1万年前に農耕と牧畜という農業革命」が、その乾燥との闘いの中で始まったからなのです。食糧を求めて人類は狩猟・採集をしながら旅を続けました。しかし温暖湿潤で食糧がいっぱいある快適な場所が、まさに我らが「日本列島」でした日本ではこの時期に独自の文明が起こらず、縄文時代が紀元前2世紀頃という比較的新しい時代まで長く続いたのは、恵まれた環境だったからなのです。これは世界史の中の日本を知る上で重要なポイントです。
 
なぜ乾燥地帯の四つの周辺で農耕が生まれたのでしょうか?それはそこに乾燥に耐えうる、最適な栽培種の野生種が“たまたま”繁殖していたからなのです。それはムギとアワ。そこにヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、ラクが群がってきます。人類はその群がってきた動物たちを追い払うのではなく、むしろ飼い始めたのです。それが牧畜の始まりです。このメジャーな5種の家畜がいたから人類は文明化を達成できたのです。家畜化候補の陸生の大型草食動物は、地球上に148種類で、実際に家畜化されたのは14種だけなのです。たまたまウマは気性が穏やかで、たまたまシマウマは気性が荒かったから…。そんな単純な理由で、文明の起こった場所が決まったなんて!そう考えると世界史って、なんて偶然に左右されいてるものなんでしょうか?
 
・乾燥地帯にあった四大文明に共通するもう一つの条件は、すべて大河の流域に存在したという点です。それは乾燥地帯にたまたま自生していた植物を農耕するためには、「水」を確保する必要があったからです。
 
なぜ、一神教多神教があるのでしょうか?あくまで個人的な見解ですが、神様が自分の中にあるか、自分の外にあるかの違いではないでしょうか。
 
ユーラシア大陸の帝国とは、北の比較的貧しい軍事的遊牧民が、ウマという交通・通信手段を獲得することで、南の経済的に裕福な農耕民を征服したり、寄生したり、従えたりした国家と言い換えることもできます。ウマと車(車輪、馬車)という組み合わせは、今まで人間が持っていなかったものを一度に手に入れることができたからです。持てる以上の大量の荷物を、走る以上の速さで移動させることができ、そしてその用途は、運搬、農耕、戦闘と多種多様です。世界史を動かす原動力とは「移動力」の変化なのです。
 
「チャールズとシャルルとカルロス」「ピーターとペーターとペテロとピョートル」「ジョンとヨハネとジャンとヨハンとイワン」「マイケルとミカエルとミッチェル」「アレキサンダーとアレキセイとアレックス」「キャサリンとカザリンとエカテリーナとカタリア」……等々、これらは全部同じ名前。各国語で違うだけです。
 
歴史は繰り返すが、同じことは二度と起こらない!なぜなら、世界史とはあなたの人生でもあるからなのです。
 
その他「「世界の中心は我々である」という中華思想は大昔からあった」「複数の王国を統治する帝国はウマによって誕生した」「中華思想はコンプレックスの裏返し?」「偏差値重視教育の遠因は朱子学だった!?」「アメリカで文明の始まりが遅れたのは縦に長い大陸だから!?」「日本は銃とキリスト教を発見させれられた!?」「アメリカはかなり特殊な人工国家」「産業革命により人は、働くために生きることになってしまった」「これからは「お金」よりも「芸術と科学」が明るい未来を生む」「世界は「ユニバース」から「ダイバース」へ」など。

 

いや〜!これ、いいわー!あらためて世界史を学びたくなりました。オススメです。(・∀・)

 

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