「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「鳥類学は、あなたのお役に立てますか?」(川上和人)

f:id:lp6ac4:20210605071914j:plain

 いや〜この本、オモシロすぎるっ!!!川上センセイ、サイコーっ!!!文章が上手い上に中身が、未知の世界っ!へー、こんな世界があるんだー!♪


「絶海の孤島!迫る巨大台風!そしてサメ!研究はやっぱり命がけ? 爆笑最新刊。ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』から続く冒険、もとい抱腹絶倒の日々を描く待望の第二弾」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・「日本には約540種の鳥がいます」2011年までの図鑑にはしばしばそう書いてあった。日本には約630種の鳥がいます」2013年以後の図鑑にはそのように書かれている。2012年はマヤ文明の予言で世界が滅亡する年だ。それなら種数は減りそうなものだ。実はこれらには根拠がある。それは日本鳥類目録だ。分類は時代により変化する。同じ鳥が他所の鳥と同種とされたり、独立種とされたりする。昨日まで近縁だとされてきた種と、全く別のグループになったりする。ネコの仲間と思われていたネコバスが、バスの仲間だと判明するようなものだ
 
・今、ホテルの一室にいる。部屋にはネットが繋がっており、娯楽には困らない。一階にはレストランがある。ランドリーサービスもジムもある。そして私はインドア派だ。ホテルで論文を書き、給料を得て、支払いをする。食事も運動も館内で完結する。いずれ退職し、年金生活に入る。ホテル生態系の中で生きていけたらいいなぁ。いずれ我が同胞は移動力を低下させ、脚が痩せ細る。ウェルズ型火星人は私の子孫の姿だったのか
 
・鳥の楽しみ方は人それぞれだ。鳥の図鑑のバリエーションがそれを物語る。見る、聞く、探す、撮る、飼う、集める、食べる、描く、友情を育む。楽しみ方は無限だ。そして私の楽しみは、見ることより鳥のことを考えることである。考える材料はなんでもよい。だからこそ鳥を見ない時間も鳥を楽しめる。とはいえ、そんな風に過ごせるのも、これまでに多くの鳥を観察してきたからである。いまやあまり鳥を見ない私が言うのもなんだが、ぜひ鳥を観察してみてほしい。きっと自分なりの楽しみ方が見つけられるはずだ。私にとって、鳥とは娯楽なのだ。
 
「どうして鳥の研究をするのですか?」もちろん、抜群に楽しいからである。ほかに何か理由が必要かい?
 

「鳥類学者の罪と罰」「南硫黄島・逆襲再訪編」は、スゴイなあ!これ、ドキュメンタリー映像化されてるのかな!?この本を読んで、学者になる人、増えたらいいねえ〜!オススメです。(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20210605071914j:plain

 

「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」(川上和人)

 

lp6ac4.hatenablog.com


「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」(川上和人)

lp6ac4.hatenablog.com