いや〜この本、オモシロすぎるっ!!!川上センセイ、サイコーっ!!!文章が上手い上に中身が、未知の世界っ!へー、こんな世界があるんだー!♪
「絶海の孤島!迫る巨大台風!そしてサメ!研究はやっぱり命がけ? 爆笑最新刊。ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』から続く冒険、もとい抱腹絶倒の日々を描く待望の第二弾」そのエッセンスを紹介しよう。
・「日本には約540種の鳥がいます」 2011年までの図鑑にはしばしばそう書いてあった。「 日本には約630種の鳥がいます」 2013年以後の図鑑にはそのように書かれている。 2012年はマヤ文明の予言で世界が滅亡する年だ。 それなら種数は減りそうなものだ。実はこれらには根拠がある。 それは日本鳥類目録だ。分類は時代により変化する。 同じ鳥が他所の鳥と同種とされたり、独立種とされたりする。 昨日まで近縁だとされてきた種と、 全く別のグループになったりする。 ネコの仲間と思われていたネコバスが、 バスの仲間だと判明するようなものだ。
・今、ホテルの一室にいる。部屋にはネットが繋がっており、 娯楽には困らない。一階にはレストランがある。 ランドリーサービスもジムもある。そして私はインドア派だ。 ホテルで論文を書き、給料を得て、支払いをする。 食事も運動も館内で完結する。いずれ退職し、年金生活に入る。 ホテル生態系の中で生きていけたらいいなぁ。 いずれ我が同胞は移動力を低下させ、脚が痩せ細る。 ウェルズ型火星人は私の子孫の姿だったのか。
・鳥の楽しみ方は人それぞれだ。 鳥の図鑑のバリエーションがそれを物語る。見る、聞く、探す、 撮る、飼う、集める、食べる、描く、友情を育む。 楽しみ方は無限だ。そして私の楽しみは、 見ることより鳥のことを考えることである。 考える材料はなんでもよい。 だからこそ鳥を見ない時間も鳥を楽しめる。とはいえ、 そんな風に過ごせるのも、 これまでに多くの鳥を観察してきたからである。 いまやあまり鳥を見ない私が言うのもなんだが、 ぜひ鳥を観察してみてほしい。 きっと自分なりの楽しみ方が見つけられるはずだ。私にとって、 鳥とは娯楽なのだ。
・「どうして鳥の研究をするのですか?」もちろん、 抜群に楽しいからである。ほかに何か理由が必要かい?
「鳥類学者の罪と罰」「南硫黄島・逆襲再訪編」は、スゴイなあ!これ、ドキュメンタリー映像化されてるのかな!?この本を読んで、学者になる人、増えたらいいねえ〜!オススメです。(・∀・)
「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」(川上和人)
「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」(川上和人)