「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ウェブニュース一億総バカ時代」(三田ゾーマ)

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ウェブニュース一億総バカ時代 (双葉新書)
 

新聞を取らなくなってもう何年になるのだろう!?ホテルでたまに新聞の無料サービスがあって読むと、いいんだよね〜!あの質感がっ!思ってもみない記事に出会ったり。

アナログ感がいいよね。ネットニュースもいいんだけど、味わいがないよね〜!

 

さて、この本。 「あなたが見ているそのウェブニュース、実は広告かもしれない。ほぼ無料で運営されているニュースサイトの収益構造を解説するとともに、そこで「広告」と見えないような「記事」が、どのような企業の働きかけとお金の流れによってできているかを明らかにする告発の書。ウェブニュースを真実だと思って見ていると、あなたはどんどんバカになる!」そのエッセンスを紹介しよう。

 
はっきり言おう。「ニュースサイト」は、「広告のようなニュース」や「ニュースのような広告」を作り、読む人を騙しながら「そんなことを見分けられないバカ」と見下しているのだ。そして今も、人々を笑うかのように情報を垂れ流し続けている。本書は、現状を広く知らせることで、多くの人たちがウェブニュースに騙されいてる状況にストップをかけたい。そんな思いから生まれた。
 
・日本の民間テレビ放送局は、電波法に基づいて放送事業者としての免許を取得している。一方でウェブニュースサイトを運営するために免許は必要ない。すなわち、ウェブニュースの運営は誰でもできるということだ。例えば日本の全国紙・地方紙であれば、紙面の原稿を作るのは新聞社の正社員である。彼らは新聞記者と呼ばれ、特別なトレーニングを受けた記事作成の専門家である。当然ながら新聞社への就職試験は超高倍率でシレツヲ極める。一方でウェブニュースの記事は、もちろん媒体にもよるが、誰でも書ける”、“あるいは誰が書いているか分からない”という言い方が正しい。
 
・新聞記者やテレビ局の報道に携わる人間は、媒体に嘘や誤った情報が掲載されてしまわないように、その情報が本当かどうか検証する作業を行う。これを裏取りと呼ぶが、ウェブニュースでこの裏取りが行わているかどうかは、正直、“媒体による”という状況だ。
 
「免許もいらない、誰が書いたかも分からない、裏も取っていない情報を掲載しえいる媒体を、“ニュース”サイトと呼んでいるの?」おっしゃる通り。そんな屑を“報道だ”とありがたがって読んでいるとすれば?曖昧な発信元の情報に踊らされ、根拠の薄い発表を信用し拡散する人が増えていく。“バカ”の一丁上がりである。
 
その他、「ページビューを追いかけろ!」「広告だらけのウェブニュース」「あなたを騙す?ニュースのような広告」「ステルスマーケティングステマ)とは何か?」

 

うすうす感じていたけど、そうだったんだね…。LPレコードが再評価されているように、新聞、また取ろうかなあ!オススメです。(・∀・)

 

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ウェブニュース一億総バカ時代 (双葉新書)