この本はいいなあ!勉強になるなあ!反論処理の練習になるなあ!子どもの素朴な、そしてドッキリするような質問にあらゆるジャンルの専門家が真剣に答えたもの。まるで笑点の大喜利のような回答もある。(笑)
「だれもが答えにつまる子どもたちが投げかけた質問への、世界の第一人者による素晴らしい答えの数々!ベストセラー『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』が魅力を増して帰ってきた」そのエッセンスを紹介しよう。
「新しい科学技術はいつも良いもの?」(質問ーオーナー 11歳)
→ 科学技術は、ふつうはとても中立です。つまり、 よくも悪くもありません。かなづちのようなものです。 かなづちは、家を建てるのにも、 だれかの家をこわすのにも使えますね。かなづちは、 どちらに使われるかなど気にしません。 ある科学技術がよいものか悪いものかは、たいていいつも、 わたしたち人間しだいで決まります。
→ きっかり1万994メートルです。 じっさいには潜水艇にはそれより深く潜れる力があるでしょうが、 海底にぶつかってしまうから無理ですね。1万994メートルは、 地球上でいちばん深い海底までの距離です。でもそれは、 地球上いちばん高い山(エベレスト山) の頂上より長い距離になります。 これまでにこの深さまで潜った人間は3人だけです。
「宇宙には銀河がいくつある?」(質問ージェームズ 9歳)
→ 1995年、ある天文学者グループが、 おおぐま座の近くの小さな空の範囲を、 超高性能のハッブル宇宙望遠鏡で観測した。 そこはなにも見えない、からっぽの空だと思っていたが、 観測した結果の画像を見て、みんな驚いてしまった。 無数の細かい光の点がいっぱい写っていたからだ。 写っていた3000個もの光の点は、 ほとんどすべてが銀河だったのだ。その一個ずつに、 おそらく2000億個の恒星が含まれているはずだった!( ハッブル深宇宙) それを空全体の広さにあてはめて計算してみると、 なんと宇宙にはおよそ3500億の銀河があることになる。 たぶん、もっとたくさんあるだろう。 わたしたちが観測できるのは宇宙のわずかな部分でしかないのだか ら、その数は一兆個をこえているかもしれない!
その他、「宇宙には行き止まりがある?」「 サルはこれからヒトになって行くの?」「グルグル回ると、 どうして目が回っちゃうのかな?」「 おしっこを飲めないのはなぜ?」「だれかがおならをすると、 なにがオカシイの?」「どうして右と左があるの?」「 雷が海に落ちても魚が死なないのはなぜ?」「 葉はどうして秋にだけ落ちるの?」「 ヒヒのおしりはどうして赤い?」「シマウマはなぜ縞模様なの?」 「お年寄りはどうしてポピュラー音楽が好きじゃないの?」「 バナナだけ食べて生きて行ける?」「 地球上に最初にあらわれた恐竜はなに?」「 わたしのお父さんはどうしてちっともロトにあたらないの?」「 女の子は人形が好きで男の子は自動車が好きなのはなぜ?」「 わたしが飼っている金魚は、わたしがだれだからわかってる?」「 時計はどうやって発明された?」「くしゃみをするとき、 どうして目をつぶっちゃうの?」「世界中に何人の人がいるか、 どうやってわかるの?」「お年寄りにはどうしてしわがあるの?」 「チョウはどうして行き先がわからないみたいに飛ぶの?」「 カに刺される人と刺されない人が要るのはなぜ?」「 ヴァイキングとケルト人では、どっちのほうが恐ろしかった?」「 人間はほかの惑星にも住める?」「 いちばんたくさん辺がある図形は何?」「本はなぜあるの?」「 オレンジの名前が「オレンジ」なのに、バナナの名前はなぜ「 黄色」じゃないの?」「静寂も音なの?」「 世界中でいちばん大きい昆虫はなに?」「 アラスカに行くならどの季節がいちばんいい?」「 世界には何種類の言語がある?」「わたしたちはどうして泣くの? 」「人間にしっぽがないのはなぜ?」「 どうして自分が小さなかったころのことをおぼえていないの?」「 磁石はなぜ金属だけにはりつくの?」「 ヘビはどうして食べものをかまずに呑んでしまうの?」「 宇宙飛行士はなにを食べる?」「すべての動物に脳がある?」「 世界一たくさん食べられている食べものは?」「世界一長い曲は? 」など。
へえ〜!φ(..)メモメモ となるよ。親子で楽しめる本。オススメです。(・∀・)