いまでもハッキリ覚えている。ワタシが物心がついたころ、読売ジャイアンツは、王、長嶋の「ON」の時代。もう長嶋がいつ引退するのか…という時代だった。昭和40年代後半。あの頃は、中日に星野仙一、ヤクルトには松岡弘、大洋には平松政次、阪神には江夏、広島には外木場、そして我がジャイアンツには堀内、高橋一三。ああ〜懐かしの昭和のプロ野球っ!!!(・∀・)
さてこの本。「涙、笑い、そして感動!!昭和プロ野球を彩った選手たちの素顔」そのエッセンスを紹介しよう。
【有藤通世】伝説の試合で“引き分け狙いの時間稼ぎ” の汚名着せられる
→「時間稼ぎ?冗談じゃない!試合に熱中していて、 時間切れ引き分けなんて頭になったよ。 試合が終わって気がついたくらいなんだ。 それに僕が抗議したのは7分。仰木さんが出てきて、さらに2. 3分延びちゃったんだ。大体、 ああいう大切なゲームを時間で区切るシステムのほうが問題なんで 、近鉄さんと同様、こっちだって決着つけたかったよ」
→翌64年、山内は31本塁打を放ち阪神の2年ぶりVに貢献。 小山も30勝を挙げ、最多勝のタイトルと獲得。「 こんな愉快なトレードはない。 今回のトレードほど球界にプラスするものはない」という“ 仕掛け人”永田オーナーの言葉どおりの大成功トレードとなった。
「淡口憲治 ケツ振り打法、沈着冷静な“年金さん” が夢うつつ状態になった日」「池永正明 “黒い霧事件”から復権。新人育てたプロのボール」「江藤慎一 史上初の両リーグ首位打者決定の日に無情のトレード通告」「 江本孟紀 「ベンチがアホやから」の問題発言翌日に電撃引退!」「王貞治 「一度打ちたいと思っていた」 プロ21年目で飛び出した最初で最後の代打ホームラン」「仰木彬 1試合6安打に二塁上から「代打・中西!」 三原監督から学びリーグV3度」「大野豊 江川、掛布より先に殿堂入り。原点は1年目の防御率135. 00」「尾崎行雄 19歳で自伝を出版した怪童の「太く短く」を地でいく野球人生」 「クロマティ 頭部死球に倒れた翌日に王監督も涙した代打満塁弾!」「鈴木啓示 「大嫌いだった」西本監督に「辞めんといてくれ!」 と絶叫した草魂投手」「外木場義郎 「何ならもう一度やりましょうか」 と通算3度のノーヒットノーラン」「関根潤三 投手と野手の両方でオールスターに出場した唯一の選手」「 高木守道 長嶋に素質を見出され、プロデビュー戦で盗塁& 初安打本塁打に超美技と大暴れ!」「山口高志 「上からボールを叩きつけるように投げろ」 恩師の教え貫いたプロ人生」「山本浩二 「浩司から改名ハマり首位打者 ぎっくり腰がきっかけで30歳過ぎて長距離打者に変身」」「 米田哲也 歴代2位“350勝作戦”で満願叶った後、 両軍ナインが友情の胴上げ」など。
昭和は遠きにありにけり、だね〜!ワタシも古い人間になったなあ!昭和の野球っていいなあ!オススメです!(・∀・)