「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「異人伝 中島らものやり口」(中島らも)

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異人伝 中島らものやり口 (講談社文庫)

異人伝 中島らものやり口 (講談社文庫)

  • 作者:中島 らも
  • 発売日: 2007/06/15
  • メディア: 文庫
 

父が69歳で亡くなったので、それを基準にすると、今年ワタシは57歳になるので、あと12年かあ……。(笑)人生の視聴率からいうと、かなり高視聴率だと思うので、いつ亡くなっても後悔はない!と思って生きている。

 

さて、この本。「2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ」そのエッセンスを紹介しよう。

 
 
・小学校のときのIQの結果が185だった。それから、酒、シンナー、睡眠薬、コデインなどでめちゃくちゃしてきたから、ちょうどいいIQのになった。40代で躁鬱病になったときのIQテストで「IQ70です」言うんよ。IQ185にもなると、超能力現象が起こる。脳は巨大なコンピューターだから、人の考えを先回りして、答えだけ言っちゃうの。電車に乗ってて「次、豊中だよ」「これから訊こうとしてたとこや」……そんなことがしょっちゅうあった。
 
・ほんと親や先生に言われるままの勉強ロボットみたいな小学生だった。全国共通模試の成績で一度、全国で二位になったことがあったけど、上にあともう一人いるんかって思ったな。で、灘中に入学したときの成績が学年で8番だった。灘中は一学年150人くらい。高校になるとき50人編入してきて、最終的に200人が、東大に100人、京大に50人、とは早稲田、慶應とか、有名大学の医学部に進学するような学校。そんなんだったのが、16歳の頃、ボードレールや山田風太郎を読んだり。ボブ・ディランを聴いたりしているうちに勉強なんてするひまがなくなった。高校生になってからは試験も受けなかったから、成績のつけようもないんよ。
 
・おれは明日、どうなろうともいいし、昨日のこともどうでもいい。今日、いまが一眼大事なんであって、いま存在するってことに重きを置いてるんだよ。
 
・いまはコデインの禁断症状ですごい体調なんやね。関節痛があったり、下痢になったり、だるくなったり……それに毎日耐えてる。一番ひどいのが、背筋を母親がばーっと走るんや。オカンが走るの(笑)。一番飲んでた時期で一日にウィスキー一本半くらい空けてたかな。アルコール性肝炎でぶっ倒れる前は一日に二本飲んでた。それも連続飲酒。歯も磨かへんし、枕元にボトルを置いてるから、目が覚めたと同時にぐっと飲む。
 
・古今亭志ん生は、内田百閒が「師匠、一日にどれくらい飲まれる?」って訊いたら「まあ、一升ですな。朝起きたら三合飲んで、寄席に行って、蕎麦を取って、蕎麦で三合飲んで、高座やって、終わったら四合飲んで」。これが毎日、すごいよ。
 
・ま、こうやっていろいろイタズラ続けているうちに、いつかあの世行きってことになるんだろうけどね。おれはけっこう楽しみにしてるんだよ。だってね、一生にたった一回しか死なれへんねんで。自分の死こそは覚醒した感覚でしっかりと体験したいね。痛かろうが苦しかろうが、そんなこたどうでもいいんだ。死ねば苦痛は消えるんだからね。
 
・おれは全部なりゆきで生きてきた。人間っていうのは分かれ道に来たとき、Aの道に行きたいけど、でも自分には不可能、だからBの道を行こうってふうに不可能な道を絶対進まないの。だから、いまある自分ってのは結果として必然の蓄積なわけ。おれはいままであのとき、こうしたほうが良かったとか、悔やんだことは一度だってない。子供の頃からずーっとなりゆきだもの。大学に入ったのもなりゆきだし、就職活動もなりゆき任せ。もうすす卒業するっていう2月まで何も考えてなかった。ほんと、なりゆきでいまみたいになってる。「エッセイ書いてください」「小説書いてください」って頼まれて、「できるかどうかわかりませんが、いいですよ」ってやっているうちにこうなってしまった。一度も自分から書かせてくださいと頼んだことはないのに。

 

……確かに、ワタシも「テレサ・テン型人生」!♪〜〜時の流れに身をまかせ〜!♪(笑)オススメです。(・∀・)

 

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異人伝 中島らものやり口 (講談社文庫)

異人伝 中島らものやり口 (講談社文庫)

  • 作者:中島 らも
  • 発売日: 2007/06/15
  • メディア: 文庫