「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「AV女優の家族」(寺井広樹)

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AV女優の家族 (光文社新書)

AV女優の家族 (光文社新書)

 

あっという間に三が日も終わったね。休養十分!今日からスイッチ入れなきゃ!!!

さて、年末年始も、刺激的な本、読みましたよー!長年の疑問が解けた本っ!

 

「アイドル視され、今や憧れの職業にすらなりつつある一方、いまだに偏見も残るAV女優という生き方。そんなAV業界で最大のタブーが「家族」の話である。親にAV出演をどう伝えたのか、兄妹姉妹はどう思っているのか、子供には将来、自分の仕事を明かすのか――?様々な立場の女優が赤裸々に語る背景にあったのは、他人に何と言われようとブレない信念と同時に「家族からは認められたい」という切実な思いだった」そのエッセンスを紹介しよう。
 
もし自分の娘や妻、あるいは母親がAV女優になったら、その家族はどのような感情を抱き、彼女たちとどのような関係性を結んでいくのでしょうか。AV女優という職業を選択した彼女たちは、家族にどのような思いを抱いてその決断をし、その思いはAV女優になる前となった後ではどのように変化していったのでしょうか?AV女優とその家族の関係性にフォーカスして浮かび上がってくるもの。それは現代社会における家族の新しい形を示しているのかもしれません。
 
・(白石茉莉奈『私、このお仕事ちゃんとうやってみたいかも』って思ったんです。っていうのも、芸能界で当時できなかったようなお仕事がこの業界に入ることによってできるようになる可能性があるなっていう風にすごく感じたんですよ。コマーシャルに出させてもらったり、先輩のおかげでドラマに出させてもらったり。AV業界って完全に個人戦じゃないですか。『自分が一商品』っていう意識をすごく持たないと長くは続けられない。家族にも、主人にも、自分の兄弟にも皆に内緒で『バレませんように』っていうスタートでした。でもすぐバレました。(笑)
 
・(優月心菜)風俗をやるようになってからは、ホストにはまって大変でしたシャンパンタワーするときなんか300万ぐらい必要だったんで。ホストと実際に付き合ったりする人は多いです。でも、まぁ営業ですけど。本営っていうんですけどね。でも、結婚する人はごくわずか。本気で結婚する人がさらにごくわずかで、営業で結婚する人はまた何人かいる。営業で結婚して、またお金を詐取するみたいな。ホストからAV男優に転向ってあまりいないかも。あんまり、ホストって、セックス好きじゃないんですよ。なんかもう毎日セックスしてるから、セックスに疲れちゃってて。セックスイコール仕事ってなっちゃてるから、あんまり女の子も好きじゃないし、死ぬほど女とセックスしたいみたいなホスト、そんなにいないですよ。ヤダって人が多い。
 
風俗のお店って五日くらい滞在したら、もう段々人気落ちちゃうんですよ。だから五日ごとにいろんな地方を移動して行くんです。宇都宮、静岡、岩手、福島、岐阜を一ヶ月で周りました。柏とか、西船橋とかも回ったかな。水戸も行きましたね。頑張れば一日15、6万は稼いでました。25日とか出勤したら300万近くは稼げますね全部ホストに使ってましたので、凄い貧乏でした。
 
・(出てこい中平くん2号SODさんの本社に喚ばれていったら、全国の早漏が20人くらい集められて『今から30分間、自分でオナニーしていかに早漏かというのを見せてください。30分間だったら何回発射してもOK、何回発射できるかも見たいので』っていう内容でしたね。実際に作品に出られるのは一人だけ。で、2秒くらいで『イクー!って言って出したんです。その30分の間に合計4回発射して、僕がダントツの単独1位でした。それがAV男優になるきっかけです。一ヶ月に平均20日前後、食べていけるくらいですね、ギリギリ。絡みでギャラ2万円、絡みのなし仕事で1万〜1万5千円くらい6秒で発射してください』って言われて、それで終わりっていうのもありました。1万3千円、時給計算したら780万円でした。(笑)と思えば16時間拘束で7絡みやりました。それはさすがに疲れました。
 
他に「板垣あずさ」「当真ゆき・つむぎ」など。親子でAV女優ってすごいなあ……。LGBTや「ヅラ」を告白するっていうのも似たような感覚かも!?オススメです!(・∀・)

 

 

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AV女優の家族 (光文社新書)

AV女優の家族 (光文社新書)