「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「雨にぬれても」(上原隆)

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雨にぬれても

雨にぬれても

 

ふっと自分の人生を振り返ると(……大袈裟な……(笑)) 決してエリートではないので、フツーの、庶民の、目線で生きてきたような気がする。だってフツーの人だもん!(笑)

 
上原隆さんの文章を読むたびに、そーそー!よく言ってくれた!こういうことを表現したかったんだよ!と思う。文章でも、歌でも、詩でも。(・∀・)
 
アルコール依存症で兄を亡くした弟、二人で頑張っていたが社長に自殺された女性、戦争中、学校に行けず夜間中学で字を学びなおす六十九歳の老人、家族を捨てホームレス生活をしながら夢を追い続ける四十二歳のお笑い芸人。人々の「生きる」姿にきっとあなたも励まされる。思わず涙が出て心がスッと軽くなるコラム・ノンフィクション待望の第三弾」そのエッセンスを紹介しちゃおう。
 
 
26年共にいた社長と会社を失った「墓まいり」生徒は6人平均年齢72歳の「夜間中学」、つらさって失恋?結婚相談所」、42歳ホームレスのお笑い芸人「オーディション」アルコール依存症の兄の死「家族」、42歳閉経後の恋愛エジプト人の彼」、倒産しても社長を誰も恨まなかった「お金」大洋ホエールズ近藤和彦ファン?「デート」、「日本で最初の女性映画監督=中村麟子さん」千駄ヶ谷の靴磨き「場所」、母親の借金で縁を切る「母と娘」、カメラのニシダテレビドキュメンタリーのその後」、ダンディズムの追求ボルサリーノの帽子」別れさせ屋「消えた探偵」ブレイクした脚本家「夢の行方」、「つ・ら・さ」の舟越桂森の奥へ」、まるます家「とりあえずの幸せ」、ギタリストを探して=小柴康夫」、笑わせることはむずかしいシナリオライター、それは良かった?「女たちよ」
 
フツウの人をフツウに描いて、それがおもしろく読めるというのはほとんど奇跡に近いことだと思う。なぜなら「フツウの人」とは、言い換えると、とりたてて書くに値しない人々のことだからだ。

 

いいなあ……フツーって素晴らしいよね。このシリーズ、ずっと続いてほしいなあ……。オススメです。(・∀・)!♪

 

雨にぬれても

雨にぬれても