「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「昭和のテレビ王」(サライ編集部・編)

 


昭和のテレビ王 (小学館文庫)


あと一年で平成も終わるよね。まさに昭和は遠くなりにけり、だよね。(・∀・) さて、この本、「テレビ黄金時代の立役者たちが語る熱い証言。若者らのテレビ離れが進んでいるといわれる今、テレビという媒体に必要なもの、ネット時代が忘れている大切なこととは?そのエッセンスを紹介しよう。


永六輔(放送タレント)



僕はテレビに関わったのも早かったけれども、手を引いたのも相当に早かったんですね。理由はいろいろですけど、初期のテレビは先が見えないからおもしろかった。でも、先が見えてくるとつまらないってことあるじゃないですか。何よりも僕の感性や暮らし方にテレビは合わないとわかったんです。実際、テレビのおかげで消えていったものが山のようにある。その後始末をしていないのがはっきり言って不愉快なんです。だから、僕はもとのラジオに戻ったんですね」


萩本欽一(タレント)



視聴率30%って、すごいねって、よく言われたけど、視聴率がいいと、番組をつくった人、出てくれた人、みんなが幸せになるのね。だから視聴率っていうのは、言ってみれば、みんなへの恩返しだと思うよね。30%をとるってのは、僕にまかせてくれてありがとうっていう、恩返しだった。自分のためだったらあんなに一生懸命にやらなかったって、いま、思っちゃうね」


長嶋茂雄(巨人軍終身名誉監督



「一番のぼくのタイムリー造語で、してやったりといまだに思っているのは『燃える』ですよ。いまではもう、いろんなメディアが当たり前に使ってますでしょ。でも、実はあれぼくの造語なんです。あれは昭和30年代後半ですね。ぼくが起死回生の3ランを打って、ドラマチックな逆転勝利をあげましてね。ゲーム後の勝利インタビューのとき、瞬間的にパッとあの『燃える』というフレーズが浮かんだんです。ぼくにピッタリ合うでしょう。燃える男・長嶋。テレビで広まって、翌日の新聞の見出しになって、そしていまに、ということです」


「森光子(女優)」「藤田まこと(俳優)」「山田太一(脚本・作家)」「石坂浩二(俳優)」「小林亜星(作曲家)」「野沢那智(声優)」「吉田直哉(演出家)」「橋田壽賀子(脚本家)」など。


あの頃ってよかったねえ。オススメです。(・∀・)


 


昭和のテレビ王 (小学館文庫)