「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「教科書で出会った名句・名歌三〇〇」(石原千秋・監修)

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中学の頃、必死になって覚えた、というか覚えされられた徒然草」「平家物語」「源氏物語」「方丈記などの序文。いまでもスラスラ出てくるよね。今だったらとても覚えられないのに。ありがたいよね。(・∀・)

 

さてこの本。「誰が詠んだか知らなくても、心が、体が覚えている――。誰もが教室で親しんだ俳句、和歌、短歌をそれぞれ百、集めてみると、とても愉しい本になりました。音読してもよし、お子様に読み聞かせてもよし。創刊百年を迎える新潮文庫ならではの一冊をお届けします」そのエッセンスを紹介しよう。

 


雪の朝二の字二の字の下駄のあと  田捨女(でん・すてじょ)

 

夏草や兵どもが夢の跡  松尾芭蕉

 

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな 与謝蕪村

 

菜の花や月は東に日は西に  与謝蕪村

 

名月を取つてくれろと泣く子哉  小林一茶

 

痩蛙負けるな一茶これに有り   小林一茶

 

柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺  正岡子規

 

分け入つても分け入つても青い山  種田山頭火

 

こんなよい月を一人で見て寝る   尾崎放哉

 

咳をしても一人  尾崎放哉

 

青蛙おのれもペンキぬりたてか  芥川龍之介

 

ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく  石川啄木

 

はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る 石川啄木

 

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵万智

 

いいねえ……生涯に一作くらい、ずっと残る歌を残したいよね。オススメです!(・∀・)

 

 

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