「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「伝われ、愛 月曜のスタジオから」(中島みゆき)

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ワタシにとって中島みゆきといえば、 なんといってもポプコンでの「時代」。最初のヒット曲の「わかれうた」。毎週日曜日に聴いていた、ニッポン放送ロイ・ジェームス不二家歌謡ベストテン」でずっと一位だったことを思い出す。その後、オールナイトニッポン「ペッタン」で、こんな喋りをするんだ〜!ってびっくりしたことを覚えている。(・∀・)

 

さてこの本。84年発行かあ!もう40年近く前の本なんだね。あの頃のラジオの息吹がカンジられる。そのエッセンスを紹介しよう。

 

・百人いれば百通りに。人は誰かを語り、人は己れを語り。
そのどれもが、一つとして当たってもいず、また、一つとしてはずれてもいないのだろう。だから私は楽しみだ。
あなたのいうところの「嘘」が、誰かにとっての「本当」かもしれなく、誰かのいうところの「嘘」が、私にとっての「本当」かもしれないから。楽しみでしかたがない。
あなたが、私という名の犯人を追う刑事なら、たぶん私もまた、犯人という名の私を追う刑事だ。追っかけていったらある日突然、テメエが犯人だったりするような。あなたも私も、たぶんそんな、たよりないヘッポコ刑事だ。
 
「今度北海道へ旅行するから、見どころや、いいお店を教えてよ」って尋ねられる度に、困ってしまう。なにせ、小さな頃から乗り物酔いがひどくて、旅行なんかまっぴらごめんだったものだから、みんながよくやってた、友達同士誘いあっての夏休み北海道一周各駅停車旅行のような楽しさを、味わったことがなかった。全員参加の、修学旅行のときなどはパンフレットを読んでいるうちに、もう気分が悪くなったほどだった。
 
知床、知らない。トラピスト、知らない。原生花園、知らない。日本最北端の碑も、パウダースノーの国際スキー場も、幸福駅も、見たことがない。北海道を観光ガイドできるような見聞録を、私はなんにも持っていない。むしろ、ガイドブックを読みあさってきた一見の観光客のほうが、私なんかよりもはるかに、よく北海道の名所を知っている。この辺の事情をなんにも御存知ない人が、今日も私に尋ねてくる。「ねえ、北海道に行くんだけど、おいしいお店……」かくて私は、本屋へ走って「最新版・魅惑の北海道観光ガイドブック」のたぐいを買いあさるのである。
 

いまは「糸」「流し」でリクエストで一番多いよね〜。松山千春とのやりとりは特にオモシロイわー〜〜!みゆきファン必読っ!オススメです。(・∀・)

 

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