「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ヒマつぶしの作法」(東海林さだお)

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ヒマつぶしの作法 (SB新書)

ヒマつぶしの作法 (SB新書)

 

 12月は師走。師匠が走る、という忙しさ。その忙しさの中こそ、のんびりしたい。ヒマをみつけてヒマつぶししたい。(笑)そんなときには東海林さだおさんのこの本だー!

 

「退屈な時間をムダに過ごしてこそ毎日は楽しい。ヒマな時間は何の役にも立ってはいけない。ただただ、ヒマを楽しむことが大事なのだ。忙しい人は読んではいけない(アッチイケ!)お金持ちも読んではいけない(アッチイケ!)ヒマな人、ショージ先生と一緒に、あふれ出るヒマを楽しみましょう。※60年間の作品の中から、「ヒマつぶし」をテーマに、とっておきの選りすぐりを収録したアンソロジー」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
NHKチコちゃん「ボーッと生きんじゃねーよ」と言われて日本人は反省しきりなのだが、はたしてボーッと生きることはいけないことなのだろうか?もしそうだとしたら日本に昔から伝わる座禅はどういうことになるのか。座禅は心を空にして何も考えずに、ただじーっと座っている行為である。ボーッとしている状態もまた心を空にして何も考えず、ただじーっとしている。達磨大師は同じような状態のまま九年間を過ごした。一度チコちゃんと達磨大師を対決させてみる必要がある
 
市ヶ谷駅のホームから見下ろす位置にある釣り堀入場料は意外に高い。一時間690円。二時間、1310円、四時間2420円。何が釣れるのか。鯉です。鯉以外はいません。釣り上げた魚は持って帰れるが、一時間に一匹だけ。持ち帰る人はほとんどいず大抵の人が「補助サービス券」(一点)と引き換える。(七点で一時間分の入場券)。つまり、あそこで釣りをしても得るものは何もなくて、690円は「釣りをして過ごす時間賃」です。優雅な人たちだったのです。
 
「何の役にも立たせない「純粋趣味」を楽しもう(東海林さだおいとうせいこう)」
「ロボット掃除機ルンバを雇う(ルンバと一緒にヒマつぶし)」「温泉(入浴剤で日本縦断温泉めぐりでヒマつぶし)」「深川発、はとバスの一日(はとバス観光でヒマつぶし)」「美容用自転車(自宅運動でヒマつぶし)」「社交はダンスで(社交ダンスでヒマつぶし)」「テニスクラブの巻(テニスでヒマつぶし)」「ロースト・ビーフの巻」(男の料理でヒマつぶし)「懐かしのキャバレー(キャバレーでヒマつぶし)」「ストリップ観劇行(ストリップでヒマつぶし)」「寅さんの宿(商人宿でヒマつぶし)など。

 

あーっ!ぼーっとしたい!(笑)この教科書のように。(笑)オススメです!(・∀・)

 

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ヒマつぶしの作法 (SB新書)

ヒマつぶしの作法 (SB新書)