時々、定期的に読みたくなるのが、食のエッセイの天才、東海林さだおさん。最新刊が出たって!?そりゃもう読まずにおられない!(・∀・)
「週刊朝日の超長寿連載「あれも食いたいこれも食いたい」ファン待望の最新刊。
男性エッセイでも根強い人気」そのエッセンスを紹介しよう。
「コンニャクの不思議」
おでんを頼むとき、「大根とチクワとさつま揚げとハンペンとコンニャクとタマゴ」といういうふうに、いつのまにかコンニャクが注文の中にまぎれこんでいる。特にコンニャクを食べたいと思ったわけではない。それなのに、無意識に口が「コンニャク」と言っている。「いつのまにか注文の中に入っている」というのがコンニャクのキーワード。
これらの発言の前には「決まってるだろうが」を「決まっとるじゃろうが」と言うとる。これら「ワシ」「じゃ」「とる」は老人特有の言い方としてよく知られている。が、これらの老人用語が実際に使われいてるのを聞くことはまれである。「じゃ」も「とる」もなかなか居ない。
「ポテトチップ解放運動」
ここで改めてポテトチップを一枚手に取ってよく見てみよう。袋入りの中から手探りで一枚。何と傷を負っている。一部が破損しているのだ。普通、破損している商品は売り物にならない。ポテトチップは雑居房であるから揺れ放題、毀れ放題。毀れても商品としての位置は揺るがず、消費者は「たくさんの毀れているものの中から無傷のものを探して食べるのが楽しい」などと言ってくれる。
その他、「どや、タルタルソース」「「ぶっこみ飯」出現」「ワンタン麺の落胆」「キクラゲ変身す?」「夢の納豆かき混ぜ機」「濡れ甘納豆のナゾ」「スナック菓子をボリボリ」「人参「不可解」」「味噌汁の具は何がグー!か」「わたしサクランボのファンです」「ビールは泡あってこそ」「焦げ目っていーな!」「トコロ天か葛切りか」「日本の鰻重このままでいいのか」「え?サンマをいっぺんに二匹!?」「サンマ二匹同時食べの成果」「「お通しはサービス」とは限らない」「ギョーマイに至る病」「メロンパンの触りのとこ」「機械仕掛けのTKG」「シメでシメる宴会」「猫の舌は猫舌」など。
その昔、付き合っていた彼女は、ワタシのことを「まるごと、大好き」って言ってくれたなあ!(笑)あ〜!サクランボ、丸かじりしたい!オススメです!(・∀・)!