「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「笑」ほど素敵な商売はない」(萩本欽一)

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いまでも志村けんショック」は続いている……。亡くなったなんて信じられない……。 こんなときだからこそ、笑わないとね!

 

さてワタシが小学校の卒業文集で書いた「尊敬する人 萩本欽一(笑)コント55号が大好きだった!将来はコメディアンになりたかった!(笑)この本は25年前に書かれた欽ちゃんのお笑いのワザ、お笑いのツボとコツを集めたもの。そのエッセンスを紹介しちゃおう。

 

・この本は「コメディアン入門書」の形になっています。「笑い」は決して、コメディアンの所有物ではありません。世間一般に、たくさん「笑い」があったら、人々はもっと優しくなれるギスギスした人間関係を、もっと和やかな、暖かいものにすることができるような気がします。
 
「人に馴染む」「憎めないヤツ」「人なつっこい」のが、コメディアンに向いているのではないかと、僕は思っています。
 
・考えてみてください。難しい国家試験を受けて、合格をしなければなれないお医者さんや弁護士さんよりも、コメディアンの方が数は少ないのです。しかもコメディアンになるのには教科書も、参考書もありません自分で教科書を作って、それを覚えて、実践してゆかなければならないんです。
 
「人間は、眼を合わせると笑っちゃう」ものなんです。誰も笑ってくれない。そんな時に笑わせるコツは、一番笑いそうな人の眼を見ながら、話すのです。眼を合わせて話すと、その人は笑ってくれるはずです。一人が笑えば、それに釣られて、他の人も笑いだします。これを一本釣り」と、言うんですね。観客の乗りの悪いときは、舞台でコメディアンも、この手を使います
 
コントは作るのではなく、気付くもの、発見するものじゃないかという気がする。
 
コントの発想法
 
1 「普通であって、普通でない」を見つける
2 組み合わせを替えてみる
3 性格の足し算をしてみる
4 夜空の星を見つめている
5 尻取りをしてみる
6 (忘れた)
7 (勿体なくて、言えない)
8 (親戚にも話してない)
9 (あと5年したら、話す)
10 昔やったコントを、一部手直しをして、ディレクターにばれないかと、怯えながら、こっそりと使う(ダラシがない)。
 
・コントを発見する上で効率のいい方法、それは一人でこっそりと「尻取り」をしてみるんです。「鯵」→「自転車」→「三味線」→「洗濯バサミ」→「惨めなヤツ」→「つっかえ棒」→「うっかり」→「理屈屋」→「野菜炒め」→「目の敵」→「気まぐれ」→「恋愛」→「いじましい」→「意地っ張り」→「リトマス試験紙」など。普通は、絶対に思いつくことのない組み合わせが、いくつも出来るんですね。
 
・コントばかりではなく、芸能界では「すいません」という言葉を余り聞きません。叱られて「すいません」と言ってしまうと、その場を暗くしてしまうんです。
 
「いじめ」には「ボケ」で対応するのがいいんです。「いじめ」に対して、明るくおどけてみせる。そうされると、いじめようという気が殺がれてしまいます。一番カンタンなのは、声の調子を高くするんです。
 
・あるとき小学生の息子が、学校へ行きたくないと登校拒否を始めたんです。「おまえ、学校へゆきたくないんだってな。だったら、無理にいくことはないよ。家で、じっとしているといい。その代わり、学校にもゆきたくないというのは、一種の病気なんだから、自分の部屋からは出てきちゃいけないよ。じっと、部屋で寝ているんだよ」というのが、僕が彼に課したルールです。三日後には、彼は自分から学校にゆきたいと言い出しました。でも、僕は簡単にそれを許さない。「明日から、学校にいっても、又、ゆきたくなくなるかも知れないよ。念のために、後四日休んで、学校へゆくなら、来週からにしたらいい」というやって、一週間、半ば強制的に、休ませてから学校にゆかせました。休みたいから、休む」を「休みたくないけど、休む」に変化させて、更に「休まずに、学校にゆきたい」という自発的な気分にさせてやったわけです。それ以来、彼は、学校にゆきたくない、とは二度とは言わなくなりました。
 
堀内孝雄「大将の歌〜45歳の誕生日に贈る」は、聞いてみたいなあ。YouTubeに載せてくれないかなあ。オススメです!(・∀・)♪

 

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