一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「柳井正の希望を持とう」(柳井正)

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柳井正の希望を持とう (朝日新書)

柳井正の希望を持とう (朝日新書)

  • 作者:柳井 正
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 新書
 

 ♪〜毎日、毎日、僕らは鉄板の〜♪ じゃなくて、♪〜毎日、毎日「新型コロナウィルス」の報道ばかり〜♪!?(笑)

 

こんな危機的な状況のときに企業のトップはどう考えて、どう対策を打つのか!?ユニクロの柳井さんだったら、どうするのだろうか?その答えがこの本にあるっ!!!

 

ユニクロのカリスマ経営者が、元気のない日本のビジネスマンに向けて語る仕事論。人生は自分が主役だという信念を持ち、自分に期待すれば、どんなときでも希望を持つことはできる。自分に期待して、自分が人より少しでも得意な部分を探し、一生懸命に磨くことで必ず活路は開ける。業種、業界を問わず、すべてのビジネスマンに役立つ仕事に取り組む姿勢、ヒントが満載!」そのエッセンスを紹介しよう。

 
私たちは歴史的な転換点にいる。いい方向に行くか、それともダメージを受けたまま意気消沈するか。方向を決めるのは私たち自身だ。若い人たちにどうしても伝えたいことがある。それは、人生は希望を持たなければ生きていけない、とうことだ。理想や人のため社会のためという崇高な思いだ。どんなに苦しい状況下でも、希望を抱くことはできる。「頑張らない生き方」をすすめる本が巷にあふれている。だが、頑張らない人生には価値がない。私は「生きる」ことは、すなわち「頑張る」ことだと信じている。そうでなければならないとも思っている。
 
・2011年は「CHANGE OR DIE」(変革しろ、さもなくば、死だ)あえてこの歌劇な言葉を今年の方針にします。
 
不安、悩み、問題を解決するために、実行してきたことがある。若い頃は毎晩やるようにしていた。夜、寝る前に机の前に座り、頭のなかを整理する。現状の問題点をすべて書き出す。解決できることに関しては、解決までの工程表を作り、スケジュールを守って、作業に着手する。一方で、解決できないことは、考えても意味はない。考えないで放っておくしかない。そのうえで、視野を広げてみるといい。悩みや不安を持っていない人は地球上に一人もいない。権力者も金持ちにも悩みはある。人生は一度きり。解決できないことを悩んでいる時間はもったいない。それよりも、精一杯生きることを頭のなかに描いて日々を過ごす。ビジネスマンが悩むのだったら、もっと儲かること、もっと成長することを考える。まずは将来の理想を頭に描いてみよう。
 
・若い頃の私、ユニクロという言葉はまだ影も形もなく、毎日、店に立ち、洋服を売り、お客様に頭を下げ、自分で包装した商品を手渡し、もう一度、頭を下げた。ユニクロ第一号店を出すまでの11年間は、毎日がそういう日々だった。洋服について真剣に考えるようになった。あの頃、日本の何万軒かの紳士服店洋服店のなかの誰よりも、私は真剣に商売に取り組んだと思っている。成功している人には必ず、そうした「修行」の時代がある。
 
・従業員が辞め、2店舗を二人の社員で切り回さなければならない。商品の仕入れから経理、販売、人の採用まですべて一人でやることとなった。まずやったことは、習慣のようになっていた日々の仕事を自分なりに分析して「文章化」したことだ。仕入れとはこういうことだ。販売とはこうだ、という具合に…。そうやって整理して、自分の頭で理解し、少ない人数でもできるよう新しいルールを作っていった仕事を「目に見える形」にしたのだ。
 
宇部で仕事をしていた時代はとにかく本を濫読していた。ビジネス書を中心に文化や歴史の本も買いあさって読んでいた。洋服は大きく考えれば文化だ。音楽、映画、美術、文学の延長線上にあるもので教養を深めるためにもそうした種類の本を読まなくてはならないと感じていたのである。本を読むことは活字を追いながら経営を考えることだ。「本を読む」とは書いた人と対話すること書いた人の基本的な考え方は何なのか、書いた人はこのように言っているけど、自分だったらどうするか、どう判断するか、どう経営していくかをじっと考えながら本を読んでいった。読みながら線を引いていく、頭の中をまとめるために線を引きながら読む本からエッセンスを抜き出し、自分の考えを補強していくことにした。
 
マクドナルドが日本にくる前、日本にあった飲食店とは食堂、料理屋、レストランがほとんどだった。いずれも「食事」を出す店である。つまり昼食、夕食という、ふたつの時間帯だけがピークで、それ以外の時間はほぼ客が入らなかった。ところが、ハンバーガーショップには開店から閉店まで絶え間なく人がやってくる。しかも老若男女「いつでも」「誰でも」食べられるのはファーストフードなのだ藤田田さんは新しいマーケットを創造したのだ。私がやろうとしていたベーシックカジュアルは洋服の業界におけるファーストフードに例えられる商品だと思ったのだ。ハンバーガーが1000億だったら、服ならばもっと売れる。1兆円だって夢じゃない」「ファーストリテイリング」は「ファーストフード」から名付けたものだ。ユニクロの服は「世界のどこでも、いつでも、誰でも着られる服」にしようと決めた。
 
「毎年、確実に売れて、しかも、量が売れる服とはどういうものか」答えを文章にしたものが今でも当社では事務所や店舗に掲げてある。
 
ユニクロの服の定義」

 

ユニクロの服とは、服装における完成された部品である。

ユニクロの服とは、人それぞれにとってのライフスタイルをつくるための道具である。

ユニクロの服とは、つくり手ではなく着る人の価値観からつくられた服である。

ユニクロの服とは、服そのものに進化をもたらす未来の服である。

ユニクロの服とは、美意識のある超・合理性でできた服である。

ユニクロの服とは、世界中のあらゆる人のための服、という意味で究極の服である。

 

ユニクロはずっと品番を絞っている。なぜなら品質に責任を持たなくてはならなかいからだ。私たちは品質を抑え、1000万点以上のベーシックな商品を確実に売り切る会社なのです。そしてそのためには世界中のあらゆる人が欲しい商品でなくてはならない

 

「これを買ってください。これは絶対にいいものです」そう断言できる商品は売れる。逆に「これはどうかな」と少しでもためらいを感じて開発した商品の売れ行きは鈍い。お客様は売り手よりも賢い。売り手の逡巡などたちまち見抜いてしまう。ですから、絶対にだますことはできない

 

現場の人間が「困っている」と言ってきた場合は素早く解決へ導く。現場の人間がそう言ってくるのはよほどの時だ。切羽詰まった状態にあるのだから、店に飛んで行って解決することだ。そうして現場で問題点を分析して考える。そしてできる限りそこにいて、店長や現場の人間と一緒に解決する。

 

・「ユニクロ店長十戒

1.店長はお客様の満足実現の為、的確な商品と隙のない売場づくりに命を懸けろ

2.店長はサービス精神を発揮し、目の前のお客様のために全力を尽くせ

3.店長は誰よりも高い基準と目標を持ち、正しい方向で質の高い仕事をしろ

4.店長は鬼となり、仏となり、部下の成長と将来に責任を持て

5.店長は自分の仕事に、誰にも負けない自信と異常なまでの熱意を持て

6.店長は社員の模範になり、部下と本部に対してリーダーシップを取れ

7.店長は販売計画を考え抜き、差別化と付加価値を売場で生み出せ

8.店長は経営理念とFRWAYに賛同し、全員経営を実践しろ

9.店長は本当に良い服を良い店で販売し、高い収益をあげ社会に貢献しろ

10.店長は謙虚な心で、自分に期待し、どこでも通用する世界の第一人者になれ

 

・私は宇部という地方都市の商店街に紳士服の店を2軒、持っていただけだった。しかも、社員に逃げられてたった二人になった。あの頃、僕よりも頭が良くて、行動力があって、金もブレーンも持っていた経営者はたくさんいたと思う。私が持っていたものと言えば、誇大妄想とも言える夢、目標だけだ。そして、他人にはしゃべらなかったけれど、世界を相手に商売しようとずっと考えていた今の日本には、誇大妄想とも言えるくらいスケールの大きな夢が必要だ。自分にはできるんじゃないかと思いこむところから夢は始まる。

 

・蓄積した疲労を取るために、私は毎年、8月は第一週だけ働いて、あとは休むことにしている。ふだんも朝7時には会社に生き、午後4時から5時ごろには自宅に戻っている。どこへも寄らず財界人と会食することもない。土日も基本的には出社しない。社員にも早く来て早くよう言っている。心も体もある程度限度を超えると、無理した分が後で返ってくる。無理をするのはほんとうによくない。悩みすぎず、疲れきることなく、希望を持って日々の仕事に前向きに取り組んでいくことだ。

 

危機に際して、経営者として先頭に立つ。何かが起こったら、率先して情報を収集し、できるだけ早く対応策を決断し、具体的な行動に落とし込む。そしてその決断に沿って、各現場のリーダーが権限を持って、刻々と変化する現実に対応していく態勢を整える。この一連の動きを実行できるのは、組織においてはトップしかいない。また、従業員や社会に向かってはすぐに第一声を準備する。準備ができ次第、なるべく早く発信する。現実を直視することだ。不都合で過酷な現実であっても、それを直視し、受け止める、何をやるかを考えて実行に移す。例えば今回の原発の問題であれば、何よりも大切なのは情報公開だろう。発表するのにためらうような厳しい現実であっても,トップ自ら現実を説明すべきだ。ただしその場合「今は厳しい状況だが。いずれはこうしていく」と付け加える。そうして情報をきちんと公開していれば、従業員や世間一般との間に信頼関係ができる。危機に際して、世の中と信頼関係を築くのもトップの役割だ。危機の時ほど、トップの真の資質が問われる。危機に際してはリーダーが素早く適切な判断を下さないと致命傷になりかねない。

 

深い……何度も何度も読みたい、そして考えたい、そして行動したい。今こそ、この最悪の状況を受け止め希望を持とう!超オススメです!!!(・∀・)!!!

 

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柳井正の希望を持とう (朝日新書)

柳井正の希望を持とう (朝日新書)

  • 作者:柳井 正
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 新書