♪〜毎日、毎日、僕らは鉄板の〜♪ じゃなくて、♪〜毎日、毎日「新型コロナウィルス」の報道ばかり〜♪!?(笑)
こんな危機的な状況のときに企業のトップはどう考えて、どう対策を打つのか!?ユニクロの柳井さんだったら、どうするのだろうか?その答えがこの本にあるっ!!!
「ユニクロのカリスマ経営者が、元気のない日本のビジネスマンに向けて語る仕事論。人生は自分が主役だという信念を持ち、自分に期待すれば、どんなときでも希望を持つことはできる。自分に期待して、自分が人より少しでも得意な部分を探し、一生懸命に磨くことで必ず活路は開ける。業種、業界を問わず、すべてのビジネスマンに役立つ仕事に取り組む姿勢、ヒントが満載!」そのエッセンスを紹介しよう。
ユニクロの服とは、服装における完成された部品である。
ユニクロの服とは、人それぞれにとってのライフスタイルをつくるための道具である。
ユニクロの服とは、つくり手ではなく着る人の価値観からつくられた服である。
ユニクロの服とは、服そのものに進化をもたらす未来の服である。
ユニクロの服とは、美意識のある超・合理性でできた服である。
ユニクロの服とは、世界中のあらゆる人のための服、という意味で究極の服である。
・ユニクロはずっと品番を絞っている。なぜなら品質に責任を持たなくてはならなかいからだ。私たちは品質を抑え、1000万点以上のベーシックな商品を確実に売り切る会社なのです。そしてそのためには世界中のあらゆる人が欲しい商品でなくてはならない。
・「これを買ってください。これは絶対にいいものです」そう断言できる商品は売れる。逆に「これはどうかな」と少しでもためらいを感じて開発した商品の売れ行きは鈍い。お客様は売り手よりも賢い。売り手の逡巡などたちまち見抜いてしまう。ですから、絶対にだますことはできない。
・現場の人間が「困っている」と言ってきた場合は素早く解決へ導く。現場の人間がそう言ってくるのはよほどの時だ。切羽詰まった状態にあるのだから、店に飛んで行って解決することだ。そうして現場で問題点を分析して考える。そしてできる限りそこにいて、店長や現場の人間と一緒に解決する。
・「ユニクロ店長十戒」
1.店長はお客様の満足実現の為、的確な商品と隙のない売場づくりに命を懸けろ
2.店長はサービス精神を発揮し、目の前のお客様のために全力を尽くせ
3.店長は誰よりも高い基準と目標を持ち、正しい方向で質の高い仕事をしろ
4.店長は鬼となり、仏となり、部下の成長と将来に責任を持て
5.店長は自分の仕事に、誰にも負けない自信と異常なまでの熱意を持て
6.店長は社員の模範になり、部下と本部に対してリーダーシップを取れ
7.店長は販売計画を考え抜き、差別化と付加価値を売場で生み出せ
8.店長は経営理念とFRWAYに賛同し、全員経営を実践しろ
9.店長は本当に良い服を良い店で販売し、高い収益をあげ社会に貢献しろ
10.店長は謙虚な心で、自分に期待し、どこでも通用する世界の第一人者になれ
・私は宇部という地方都市の商店街に紳士服の店を2軒、持っていただけだった。しかも、社員に逃げられてたった二人になった。あの頃、僕よりも頭が良くて、行動力があって、金もブレーンも持っていた経営者はたくさんいたと思う。私が持っていたものと言えば、誇大妄想とも言える夢、目標だけだ。そして、他人にはしゃべらなかったけれど、世界を相手に商売しようとずっと考えていた。今の日本には、誇大妄想とも言えるくらいスケールの大きな夢が必要だ。自分にはできるんじゃないかと思いこむところから夢は始まる。
・蓄積した疲労を取るために、私は毎年、8月は第一週だけ働いて、あとは休むことにしている。ふだんも朝7時には会社に生き、午後4時から5時ごろには自宅に戻っている。どこへも寄らず財界人と会食することもない。土日も基本的には出社しない。社員にも早く来て早くよう言っている。心も体もある程度限度を超えると、無理した分が後で返ってくる。無理をするのはほんとうによくない。悩みすぎず、疲れきることなく、希望を持って日々の仕事に前向きに取り組んでいくことだ。
・危機に際して、経営者として先頭に立つ。何かが起こったら、率先して情報を収集し、できるだけ早く対応策を決断し、具体的な行動に落とし込む。そしてその決断に沿って、各現場のリーダーが権限を持って、刻々と変化する現実に対応していく態勢を整える。この一連の動きを実行できるのは、組織においてはトップしかいない。また、従業員や社会に向かってはすぐに第一声を準備する。準備ができ次第、なるべく早く発信する。現実を直視することだ。不都合で過酷な現実であっても、それを直視し、受け止める、何をやるかを考えて実行に移す。例えば今回の原発の問題であれば、何よりも大切なのは情報公開だろう。発表するのにためらうような厳しい現実であっても,トップ自ら現実を説明すべきだ。ただしその場合「今は厳しい状況だが。いずれはこうしていく」と付け加える。そうして情報をきちんと公開していれば、従業員や世間一般との間に信頼関係ができる。危機に際して、世の中と信頼関係を築くのもトップの役割だ。危機の時ほど、トップの真の資質が問われる。危機に際してはリーダーが素早く適切な判断を下さないと致命傷になりかねない。
深い……何度も何度も読みたい、そして考えたい、そして行動したい。今こそ、この最悪の状況を受け止め希望を持とう!超オススメです!!!(・∀・)!!!