「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「一流たちの修行時代」(野地秩嘉)


一流たちの修業時代 (光文社新書)


まだ若い、若いと思っていた自分も52歳になってしまった…。社会人になって30年も経つのだ。(・o・)

人生は一生、修行だ!と思っていたのだが、さすがに修行は終了したのかなあ……。


さて、この本。「誰にも、苦しい下積みの経験、いわゆる"修業時代"がある。現在、各々の分野の第一線で活躍している、あの"一流"たちは、自らの修業時代に何をし、考え、学び、そして克服したのか?本書では、15人のプロフェッショ ナルたちへインタビューし、それぞれの経験、味わった苦労や挫折を聞く。今まさに駆け出しの20代若手社員、"就活"に励む学生は必読の書!」その中でもユニクロの柳井さんをを紹介しよう。


修行時代とは悩みの多い時期だ。壁に当たって悩む。問題の解決に悩む。悩みに悩んで、脳から汗が出るくらい考え込む。眠っていても、悩みは続き、ふと起きると、全身が冷や汗でぐっしょり濡れている。
誰しも、長い人生ではそうした経験が二度や三度はある、それが当たり前だ。そして、悩みの時期を経て人はかすかに成長し、前進してゆく。
本書は、悩みの多い修行時代を持つ15人の経験談をもとに構成したものだ。私が彼らに尋ねたのは、どのような苦しい修行時代を送ったかだけではない。それよりも重要な問いは「修行時代を脱したと自覚したのは、いつのことか」だった。


ー自分がそれなりの結果を出したと感じたのは、いつの時か。
ー自分がひと皮むけたと思ったのは、いつだったか。


柳井正】株式会社ファーストリテイリング会長兼社長


・縁故で入って、文句言って、すぐに辞めて……。まったく最悪の新入社員でした。


・メーカーや問屋の人間からの知識だけでなかく、むやみやたらと本を読んだ。柳井は軽景初、ビジネスマンの伝記などを買い込み、読破していった。マクドナルドの創業者レイ・クロックの著書にはとくに感銘を受けた。
クロックが唱えた「Be daring(勇気を持て)!」「Be first(誰よりも先に)!」「Be different(人と違ったことをする)!」という文句を気に入り、彼はそれを手帳に書きつけて、何度も読み返したという。ちなみに社名のファーストリテイリングは、マクドナルドが代表する「ファーストフード」から名付けたものだ。
ファーストフードが「いつでもどこでも誰でも食べられる食事」を目指したように、柳井は「いつでもどこでも誰でも着られる服」を売ろうと思った。


柳井は人と会食はしない。財界人や政治家とも付き合わない。午後5時になると社を出て、自宅に戻り、本を読みながら仕事について考える。ストイックに見えるけれど、彼にとってはそのほうが楽だし、そうやって四六時中、仕事のことを考えているのが体質になっているのだろう。そして彼はまだまだ修行を続け、まだまだ成長を望んでいる。


はあ〜〜柳井さんってスゴイなあ……感動!ファーストリテイリングってそいういう意味だったんだあ…。特に若い人はオススメです。(・∀・)




一流たちの修業時代 (光文社新書)