「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜人生、もっと熱くなれ!…『てっぺん』(つんく♂ 高橋がなり

てっぺん

てっぺん

今は、AKB48が大ブレイクしているけど、そのルーツをたどると、モーニング娘。や、おニャン子クラブだよね。(^^♪

この本は、モーニング娘。の生みの親・つんく♂と元祖マネーの虎・「ソフト・オン・デマンド」社長・高橋がなりのガチンコ対談集がコレ。アツい、アツいメッセージの一部を紹介しよう。


つんく♂ 〜 僕は新人のプロデュースを引き受ける場合、彼らが武道館に立ってる情景を想像するんですよ。まず一つめの到達点を武道館に設定する。どんなお客さんがいて、どんな物販が賑わっていて、どんな舞台演出があるのか。アーチストはどんな曲を歌い、プロデューサーである自分はどんなスタッフと仕事をしているのか。まず徹底的に想像、イメージします。プロデューサーっていろんな業界にいると思うんだけど、絶対迷っちゃいうけないんです。迷うと下はどうしていいか分からなくなる。変な迷いをスタッフに見せることなく、1年後、2年後どうしたいのか、ビジョンを示さないといけない。でもそれを実行するのがまた難しいんですよね。


つんく♂ 〜僕は企画を詰めるときに、人がどうかってことよりも、「自分なら買うか、買わないか」「自分ならどうしたら買うか?」っていうことを徹底的に考えます。僕はそこに行き着きますね。やるからには、楽しみたいんですよ。面白くしたい。


がなり 〜 ユニクロの柳井さんとか、そういうすごい経営者の人たちと対談させてくれって、今版元にいっているんですよ。でね、こてんこてんい怒られたい(笑)。僕ね、ここでピークになるわけにはいかないんだよね。もっと痛い思いをしたいんですねえ。
AVやる上での鉄則なんだけど、AVで飯を食えるようになりたいなら、自分の「性癖」を表に出せるようにならなければダメ。簡単に見えるけど、出せない人間がいっぱいいるんですよねえ。


つんく♂ 〜 あ、それは音楽でも同じですよ。歌詞書くときでも、自分の恥ずかしい歌詞書けない人間は絶対にダメです。「あ、そこは見られたくない」って部分を書けないと人の心を打つことなんてできない。理想論はいらない、欲しいのはリアルなんです。


がなり 〜 セックスって人生に大きな影響を与えますよね。ほんとの目的ってそれなんだし。金持ちになる。カッコいいことする。その結果何するかというと、やっぱり女にモテるためでしょ。


つんく♂ 〜 売れ始めたころに、バンドの他のメンバーよりも一曲でも多く書こうと思ったんですよ。みんな4曲だったら、よし6曲書こうと。詞を2個書けっていわれたら、3個、氏をつけていってやろうとか。そういう訓練は、売れる前からやってきました。そうやっていくうちに、だんだんペースが上がってきて、コツが分かってくるんです。出来、不出来は別としても、今も一日に最低一曲は、詞か曲を書くんです。出来てしまうんですよ。それはやっぱり訓練の賜物だと思うんですよね。


がなり 〜 勝つ人間とそうでない人間の違いって、障害が現われたときに、くそっと思ってその障害を意地でも乗り越えそうとする。後で考えたら、その障害で力がついたぞみたいな。仕事でも勉強でも、何やったって障害はある。その先を見たいなら、それを乗り越えなきゃいけないんであって、要はそれをありがたいと思えるかどうか。


つんく♂ 〜 僕は、面接で「おでこ出して」って聞くんですよ。で、いわれすぐできるかできないか、ひとつはそこで分かれます。要はすっぴんになれるかどうか。平気でおでこを出せたり、イーッて歯を出せるような子は、いわれたことを素直にできる。つまり、そこからどんどんきれいになれる子なんです。


つんく♂ 〜 自分をどんどん「私立高校」にしていった方がいいんですよ。縛りを入れていった方がいい。自分をフリーにすればするほど、何やってもOKだから何もしなくなるんです。自分に縛りを入れると道が狭くなるけど、逆に選びやすくなる。


がなり 〜 もし専制君主にしてくれれば、総理大臣になりたい(笑)。「俺。絶対日本を良くできるわ」って思うもん。だけど、今の議会民主制主義においうては、何もさせてもらえない。今の日本の政治の世界って、プロデューサーがいませんね。みんなこっちを振り向かせるための仕掛けっていう部分が非常に重要で、つんく♂さんはそこがうまい。


オモシロイよね〜!がなりさんに総理大臣やってほしいなあ。確かに、今の日本はリーダーシップ不在だもんね。オススメ。(^^♪