「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「サバを読む」の「サバ」の正体 NHK気になることば(NHKアナウンス室・編)

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気がついてみるとこのブログを始めたのが2007年2月だから、丸々14年、15年目に突入しましたっ!4774日、ということは11月くらいには「5000日」だーっ!!!今後もよい本を紹介していきますー!(・∀・)

 

「私たちが普段使っている日本語には、実は多くのナゾが隠されています。豆腐も拳銃も「一丁」と数えるわけは?「ヘコむ」も「ハマる」も由緒正しき言葉?「うだつが上がらない」の“うだつ”って何?「未明」は何時ごろを指す?そんな全110の疑問にNHKアナウンス室が挑戦!人気番組から誕生した、変化する「ことば」の面白さを実感できる本。NHK気になることば』改題」そのエッセンスを紹介しよう。

 
「二六時中」「丑三つ時」昔の時刻の言葉
 
四六時中は、四✕六=二十四から来ていますが、旧暦では二六時中」と言い、二✕六、十二刻(とき)で表しました。江戸時代は、日が出てから日の入りまでが昼、日の入りから日の出までを夜として、それぞれ六つに分けていたわけです。旧暦ではその十二刻を十二支を当てはめていました一刻はだいたい二時間ずつ。子=二十三〜一時、丑=一時〜三時、寅=三時〜五時と続いていきます。さらに一刻は四つに分けられ「草木も眠る丑三つ時……」の「丑三つ時」は、下剤の午前二時〜二時半くらいを言ったのです。また、午(うま)の刻は、十一〜十三時で、ちょうど真ん中が十二時のため、昼の十二時を「正午」と呼び、「正午」を挟んで前が「午前」、後ろが「午後」なのですね。他にも、江戸時代には鐘や太鼓を鳴らして、その数で庶民に刻を知らせていました。九つ(二十三〜一時)からはじまり四つ(九時〜十一時)になるとまた戻って、九つ(十一時〜十三時)と繰り返されます。なぜ「九つ」から始まるかというと、古代中国や易学では、九つが縁起のよい数とされているからではないかという説があります。「おやつ」は昼の八つ時、今の十三時〜十五時ころ少し完食することから丁寧な「お」をつけて「おやつ」と言ったのです。
 
「一階、二階、三階 数の読み方」
 
「三階」は「さんかい」?「さんがい」と濁りますか?実はさんがい」が正しいのです日本語には「『ん』の後は濁ることが多い」という傾向があるため。「神社」万歳」のような熟語にもいえます。「天下」も古くは「てんが」と濁ってました。そのため「さんがい」と濁るのが本来の読み方なのです。しかし「よんかい」「ん」の後でも「かい」と濁りませんね。これは、元々「しかい」が「よん」に置き換わっただけので濁らない「かい」になったようです。
 
「おかげさまで」は誰のおかげで?
 
「陰」は光が当たってできる部分ですから、光と陰は一体と考えられていました。また、光が当たってできる陰は「守られている」部分と考え、転じて、平安時代には「神仏の助け、加護」という意味になりました。ですから、敬意をもって「御」を付けて「おかげ」という言葉になったようです。「神様の助け」という意味だったのですね。
 
「おす!」って何?
 
「おす!」は「おはようございます」から来ていると言います。おはようございます」→「おはようっす」→「おっす」→「おす」と、最初と最後の音だけが残ったのです。漢字の「押忍」ですが、「耐え忍ぶ」という意味を込めた当て字なのでしょう。「ちは!」は「こんにちは」、「あばよ」は、江戸時代の「それではね」という意味の「さあらばよ」が短くなったもの。「じゃ、じゃあ」は「それでは」が「それじゃあ」→「じゃ」になったようです。
 
一ヶ月の「ヶ」は一箇月の「箇」を略した字で、カタカナでない。
 
「明日」は古くから「あす」と読みました。鎌倉末期頃からあした」は「夜が終わった後にくる次の朝、翌朝」の意味で使われることが多くなり、次第に「次の日」という意味で使われるようになった。
 
「赤と紅の違いは?」
 
「アカ」は元々色ではなく、「明し」、光の輝く様子を表す言葉でした。そこから、照り輝く色、明るい赤色の色を総称して「アカ」と呼ぶようになったようです。特に「紅」の「アカ」は「鮮やかな赤色、派手な色、あでやかなさま」を表し広く使われました。そこから転じて、万葉の時代から「花のような女性」をたとえるのに使われるようになりました。「紅一点」の「紅」です。中国では「紅」が呪術的な意味で祝い事に用いられるそうです。「白」は葬儀を表し、「天寿をまっとうした」ということから、おめでたいという意味を持つそうです。
 
母親のことをどうして「おかあさん」と呼ぶのでしょう語源は「北の方(きたのかた)」平安時代上流社会の奥様が住んでいた場所が寝殿造りの北の方角にあったので「北の方」その後、「北の方」の「方」に敬語の「御」を付け、「おかたさま」と呼ぶようになります。これが江戸時代の士族階級でおかかさま」となり町人の間で「おっかあ」「おっかさん」と変化したようです。「おかあさん」が一般に広がったのは明治後期。『尋常小学読本』で「階級などによって違った言葉を子どもに使わせるのはよくない」としておかかさま」と「おっかさん」の中間をとった「おかあさん」を明治36年国定教科書の載せて統一することにしたのです。
 
サバは「鯖」のこと。鯖を傷まないように急いで数えたことから、数がおおざっぱになったので、そこから数をごまかすことをサバを読む」というようになった説が有力。
 
・酒のつまみの「酒のさかな」は、元々「さかな」は「酒(さか)」+「菜(な)」で副食物、つまり、おかず全般を指した。つまり「さかな」は「酒を飲むときに添えて食べるもの全般」という意味。元々「魚」は「うお」酒の「さかな」の中でいちばんおいしかったのが「魚(うお)」だったので「さかな」といえば「うお」のことをいうようになった

 

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このシリーズ、オモシロイわっ!雑学ネタが仕入れられるねー!オススメです!(・∀・)♪

 

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