「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マインド・レイプ 自己啓発セミナーの危険な素顔」(塩谷智美)

 
二十歳くらいのときから、自己投資するのが好きで、いろいろな研修やセミナーに参加し、プログラムをやってきた。まさか自分がセミナーをやる立場になるとは思ってみなかった。(笑)80年代、二十代〜三十代前半は、いろいろと参加してきたなー!(・∀・)
 
さて、この本。今になってあらためて冷静になって読むと、なるほどー!と腑に落ちることがたくさん書かれている。φ(..)メモメモ
 
マインド・レイプとは、密閉された室内において、主導権を持つトレーナーの目に見えない強制力により、自己の秘密を告白させられること。自己啓発セミナーのマインド・レイプと、その実態、被害状況をあばく」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
マインド・レイプとは、密閉された室内において、主導権を持つトレーナーの目に見えない強制力により、自己の秘密を告白させられることである。セミナーが行われるのはだだっ広い空間だが、出入りが自由なようで、実は自由でない密室である。椅子にじっと腰掛けたりして、その中に休憩のなく長時間いると、心理学用語で感覚遮断という状態になり、どんな強靭な精神の持ち主でも、理性が徐々に弱まっていく。
 
セミナーにいるときの自分が本当の自分。マインド・レイプされた人はそう思い込み、極端に抵抗力が落ち、自分をわかってくれたセミナー会社のため勧誘活動に奔走するようになる。あるいは、心理的バランスを崩して突飛な行動にでたりする。そんな彼らを、会社側はケアするどころか、そうなったのは本人の責任と突き放す。本書では、こういった自己啓発セミナーでの被害状況を、克明に紹介したい。

 

いま話題になっている政治家の旧統一教会モンダイも、ある意味自己啓発セミナー」のようでありマインド・コントロールかもしれないね。ここで使われているさまざまなテクニックは、仕事面でも参考になりそうだね。オススメです。(・∀・)