「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」(ルイス・ダートネル)

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この本はワタシがずっと昔から抱いていた疑問に対する答えを導き出した貴重な本だ。つまり今のこの文明が滅んだときに、我々はどうやってこの文明を再構築できるのか、だ。だって今のお米の稲だって品種改良を重ねて今のようになったっていうし。この種がなくなったらどーやってメシ食うの!?(@_@)!?

 

文明が滅びたあと、あなたはどのように生き残るのか?穀物の栽培や紡績、製鉄、発電、印刷、電気通信など、人類が蓄積してきた厖大な知識をどのように再構築し、文明を再建するのか?日々の生活を取り巻くさまざまな科学技術と、その発達の歴史について知り、「科学とは何か?」を考える、世界15カ国で刊行の大ベストセラー」そのエッセンスを紹介しよう。
 
僕らの知っていた世界は終りを遂げた。決定的な問いは、さてどうするか、だ。生存者が自分のおかれた窮状ーそれまで彼らの暮らしを支えていたインフラストラクチャー全体の崩壊ーを受け入れたあと、廃墟から立ち上がって長期にわたり確実に生き延びようとした場合、彼らに何ができるだろうか?可能な限り復興するにはどんな知識が必要となるのか?
 
本書は生存者のための手引書だ。単に大破局のあとの数週間を、生きながらえることを念頭においたものではなく、むしろ、科学を応用した技術を使い高度に進んだ文明の再建を画策する方法を教えるものだ。現役で使える物が一つも残されていない状況に突如として置かれたら、内縁機関や顕微鏡をつくる方法も説明できるだろうか?あるいは、どうやって、作物をうまく育て、衣服をつくるのかといった、もっと根本的なことすらわかるだろうか?
 
・高層ビルにたいする最大の脅威は、手入れされなくなった排水管や、詰まった下水、頻発する洪水によって基礎部分が水に浸かることだ。とりわけ、川の土手沿いに建設された都市では脅威となる。建物を支えていたものは、錆びて劣化するか、地面に沈下していって、傾き始める超高層ビルピサの斜塔よりもはるかに危険なものとなり、やがては崩壊する。僕らの超高層ビルは、破局から数世紀後にはほとんど原形を留めていないと思われる。
 
防寒着を別にすれば、生存を確実にするのは火である火は人類史において根本的な役割を担ってきたのであり、寒さから身を守り、明かりを灯し、食べ物を調理して、病原菌の心配のない消化しやすいものに変え、金属を溶解して精錬してきたのだ。

 

当たり前のことに「感謝」できるなあ。この本は全人類必読だろうなあ。超オススメです。(・∀・)♪

 

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