毎年、毎年、さまざまな自然災害や天災が起こるたびに当たり前のことがいかに幸せかわかるよね。電気、ガス、水道はもちろん、車、電車、バス、飛行機…などなど。
もし、これらの文明や科学が消えたとしたら?いったいどうなるんだろう?そして我々のこの世界はどのようにしてできあがったんだろう?って考えたことない?(・∀・)!
その答えがここにある!「人類はなぜ科学を生み出せたのか?ヒトの誕生から言語の獲得、古代ギリシャの哲学者、ニュートンやアインシュタイン、量子の奇妙な世界の発見まで、世界を見る目を一変させる決定版科学史!」そのエッセンスを紹介しよう。
・私は気づいた。人間のあらゆる欲求の中でもっとも人間的なのは、知識の探求だということを。そして環境は違うものの、私自身が持っている、この世界を理解したいという情熱も、父と同じ衝動に突き動かされているのだということを。
・人間の気高さは、知りたいという欲求に潜んでいる。我々は生物種として独特であるがゆえに、何千年もの努力の末に自然というパズルを解くのに成功してきた。我々はどのようにして、飛行機を飛ばし、世界中に瞬時にメッセージを送り、巨大実験施設で初期宇宙の状態を再現する存在までになったのか?本書で語りたいのはその物語である。それを知ることで、人間として自分が受け継いだものを理解できるのだ。
・我々は文字言語を当たり前のものだと思っているが、実はもっとも難しい史上最大の発明の一つである。その難しさを物語る事実として、現在話されている言語は世界中3000以上記録されているが、そのうち文字を持っているものはわずか100ほどしかない。さらに、人類史全体を通して文字はわずか数回しか発明されておらず、それがおもに文字の拡散によって世界中に広がった。何度も再発明するのではなく、既存の文字体系を借用したり改良したりしたのだ。
・文字言語がはじめて使われたのは、紀元前3000年より少し前、メソポタミア南部のシュメールにおいてだったと考えられる。これまでに発掘されている粘土板の85%は会計に関するもので、残り15%の大部分は未来の会計士を育成するためのものである。
・アインシュタイン「かなたに見えるこの巨大な世界は、我々人間とは関係なく存在していて、我々の前に大きな永遠の謎として立ちふさがり、我々のい観察や思考では少なくともその一部しか理解できない。この世界について思索することは、拘束からの解放のように魅力的だった。…その楽園への道のりは確実であると証明されており、私はそれを選んだことをけっして後悔していない」
「人が芸術や科学へ向かう最大の動機の一つは、ひどくがさつでどうしようもないほど憂鬱な日常生活から逃れることだ。……一人一人がこの宇宙とその構造を自分の感情の中止に据えることで、混沌とした狭い個人的経験では得られない安心と安全を見つけるのだ。
・スティーヴン・ホーキング「ある意味、身体が不自由なことにう感謝しているよ。おかげで自分の研究にもっとずっと集中できるからね」
・ニュートン「誰かと時間を共有して無駄にするよりも、自分だけの世界に生きているほうがずっと好都合だ」
壮大なドラマだ。人間ってすごい、科学ってすごいね。オススメです。(・∀・)