まんがでわかる サピエンス全史の読み方 (まんがでわかるシリーズ)
「ビジネス書大賞2017 大賞受賞 」「ビジネス書グランプリ2017 リベラルアーツ部門 第1位」などの世界的ベストセラー「サピエンス全史」。(・∀・)
図書館で予約しているんだけど、200人以上待っているので、未だに読めていない。(笑)…ということで、まずはマンガで読むことにしました。(笑)
「学歴、仕事、年収……資本主義のなかで「うまく生きる」ことができないニートの主人公・杏果。ふとしたことではじめたボルダリングジムのバイトをきっかけにして、この世界に蔓延する価値観が虚構で成り立っていることを実感する。それを疑いながらもバランスを取ることが大切だということに気付き、社会の中で働く意欲が湧き上がっていく――。累計256万部を突破した「まんがでわかる」シリーズ最新作は、人類学史として異例のヒットを遂げた『サピエンス全史』をまんがで解説」そのエッセンスを紹介しよう。
・現代では、ホモ属に属する動物はサピエンスだけだ。だが、10万年前には、少なくともホモ属に属する6つの人類種が同時に存在していた。ヨーロッパなどにいたネアンデルタール人や、アジア東部のホモ・エレクトスだ。サピエンスは地球上の平凡な動物にすぎなかったが、現代では地球をコントロールしている。なぜか。サピエンスには、他の人類にはない特別な力があったからだと、ユヴァルは指摘する。
・7万年前に起きた「認知革命」で、サピエンスは強力な武器を手に入れた。それは「想像力」だ。この想像力による集団行動こそ、サピエンスが他の動物や人類種を圧倒した成功要因なのだ。サピエンスは言語を用いて事実だけではなく、想像力に基づいた意思疎通ができるからだ。人間はあるとき、脳の突然変異で、そうした言語を使える容易なった。これが「認知革命」だ。
・会社勤めをしてお金を稼ぐ。現代では当たり前の生活様式だが、それはせいぜいこの200年の話。それ以前の1万年は、人々は農耕で暮らしており、さらにその前はずっと狩猟採集生活だった。電気や車もなく、食べ物の貯蓄がない「その日暮らし」。だが、幸福といった観点では、むしろ逆だった。狩猟採集民は狩りを3日に一度程度するほか、山菜などを集めるだけ。食器洗いや掃除などの家事がないうえ、買い物や家計の帳簿のやりくりも必要ない。のんびり自分の好きなことに使う時間がたくさんあった。
・農業革命は、人間にとっての大きな進歩だと考える人が多い。農作物のおかげで安定的な食料調達が可能となり、飢えや病気から開放された。人々はより幸せな生活を手に入れたーはずだった。
・現実は真逆だった。種まきや水やりなどの手間で労働時間は増加。土を掘り返し、水を運搬するという重労働も始まった。定住化したことで家畜化した動物からの病気の感染が広がりやすくなった。植物の成長不良や悪天候による不作に対する「将来への不安」も始まった。
・昔は大切な時だけ心を込めて手紙を書いた。だが、SNSでは些細な気持ちも相手に投げつけ、すぐ返答を求める。時間の節約になるはずが、他人に縛られる辛い毎日を呼び込んでしまった。
…はやく原本を読みたいー!オススメです。(・∀・)