この本は、考えさせられる……もし自分が思春期のときに、胸が大きくなって生理になったら、主人公と同じことを考えて、同じ行動をとるだろうなあ……。(@_@)!
「リラ・モリナ14歳。サッカーが好き、ヒラヒラの服は嫌い。でもその日、生理がきたー―。フランスで話題沸騰!身体への戸惑い、自分を愛せない苦しみ、リストカット、恋人・友人関係、家族の葛藤……思春期になったリラは、自分の体が女性として成長していくことに違和感を覚えていた。髪を短くして、ボーイッシュな格好をしても違和感は消えない。リラは悩み、自傷行為に走る――。自分はトランスジェンダーだと気づいたリラが、ナタン(フランスの男性名)として生きていくことを宣言するまでの物語」そのエッセンスを紹介しよう。
・同性愛者 アイデンティティ 女 異常者? 心は男で体は女 生まれつき体がおかしい レズビアンだったらどうしよう! 男 私はオナベなんかじゃない 男なのかな?オレは誰なんだろう? トランスアイデンティ 自分では男だと思う 自分が誰なのかわからない
・うるさい!何もわからないくせに! オレは男なの!男なんだよ。パパとママのせいだ! イヤな胸はあるし、クソみたいな声だし!!!オレは女じゃない! !!娘じゃないんだ これからはナタンって呼んで!
・主人公リラ・モリナが第5学年(日本の中学1年生にあたる) を迎える直前の夏休みに、 強烈な性別違和体験をするところから始まり、苦悩に満ちた中学、 高校生活を経て、ナタン・モリナに生まれ変わり、 これから大学生活を迎えるということろまでを描く。「リラ」 は女子の与えられる名前で、「身体的性」は女性である。一方「 ナタン」はフランスでとても人気のある男子の名前で、 こちらはリラの「性自認」を反映している。
リラは女性の身体に生まれついたことで苦しむが、 周囲の無理解や自身のホルモン治療や性別適合手術を経て、 男性ナタンとして本来の性を取り戻すことに成功する。本書は、 身体的性と性自認の不一致に引き裂かれた一人のFTM( Female to Male)トランスジェンダーが、割り与えられた性に抗い、 自分の居場所を獲得しようとする闘いの記録なのだ。
前編、マンガで描かれているので実にリアルだ!リラの苦悩が伝わる。トランスジェンダーで悩んでいる方は勇気づけられるだろうね。オススメです!(・∀・)